アニメ『ネコぱら』台風で飼い主が不在！　みなで寄り添って一夜を越えようとするも……!?

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　ご主人様が不在のときのネコたちがどうしているのか。飼い主ならば、気になるのも当然だ。今回はネコたちが全員集合。お泊り会を開催し、キャッキャウフフするだけの非常にほのぼの回（いつも）。

　農園に買い出しに行くも、途中で強風のために新幹線も止まってしまうご主人。さらに時雨も猫好きの会合に出たものの台風で道が渋滞して帰ることができないという。水無月家ではネコたちも台風に備えて色々準備をしていたが、飼い主たちが揃って不在とあって不安も倍増。

　アズキたちは大量に購入したコロッケを食べていた。テーブルの上にこんもりとコロッケが積んである様は見ていると羨ましくなってくる。しかし台風の時に川の様子を見に行ったりデリバリーを呼んだりすることは控えた方がいい。ネコたちは全部行おうとしていた……。台風あるあるが詰め込まれていたがあまり真似してはいけない例だ。

　夜中になっても時雨は帰ってこない。そこでまずはトランプを行うことにした。ババ抜きは単純ながらもたまにやると面白い。ショコラがあまりにも表情に出やすくすぐに負け。顔に出るところはかわいいが、勝負の世界では餌食になってしまう。

　続いて、自分が知っている童話を語り聞かせる会がスタート。それぞれの話の登場人物をネコたちが演じているので、いろんな衣装を身にまとう姿を見ることができる。王子様にお姫様、和装洋装なんでもござれ。ヘンゼルとグレーテルや、金の斧銀の斧、桃太郎や輝夜姫、白雪姫まで本当に何でもありだ。

　怖い話だと大体時雨がのっぺらぼうで現れるのが定番で、何かの折にシナモンがでるとちょっと変態なキャラクターになっているのがデフォ。しかしシナモンは皆から変態扱いされることに不満があるようだ。だけどその割にはいつもより多く「潤っちゃう」回数が多く、展開が百合っぽさを増すと一人で興奮したりしている所をみると皆の考えるシナモンのキャラクター像に間違いはなさそうだ。

　どこかで絶対に聞いたことのある童話や昔話をネコぱらのキャラたちで変換すると、それぞれの特徴が全面に押し出されるためよりかわいらしくなる。これが癒しか。キャラが濃い子ほど話の展開を大きく変えるので、正統派のメイプルとかショコラはいじられキャラとして描かれている印象。バニラとシナモンが強すぎるだけなのか……。

　話に盛り上がってきたなかで、部屋は真っ暗に。カカオが差し出した懐中電灯をつけると何やら物音が‥‥…。音のする方をライトで照らしてみるとそこには、さっきから話の中に何度も登場したのっぺらぼうの時雨の姿が！　ネコたちは大パニックに陥り失神。時雨はネコがいない中で一晩越すことができない、と大雨のなか必死で家まで戻ってきてびしょぬれ、ボロボロ。さらに懐中電灯で照らしたことでのっぺらぼうに見えてしまっていたようだ。

　ネコたちの騒がしいお留守番も物語の中から貼られていた時雨ののっぺらぼうの伏線を回収して終了。今回もかわいいネコちゃんたちだった。

（文＝三澤凛）