アニメ『ソマリと森の神様』魔女の村に到着! そこで手がかりを見つけた突如バトル展開が!?

TVアニメ「ソマリと森の神様」公式サイトより

第7話「魔女に縋る足取り」

共に砂漠を超えるゴーレムとウゾイたち。

旅の中でゴーレムは旅の目的をハイトラに明かす。

砂漠の果てでウゾイたちと別れた後、ゴーレムとソマリは魔女の村へ向かう。

魔女印図書館に人間のことを記した本『ハライソの伝記』があることを知った2人は、

司書のヘイゼルと共に本を探す。

 今回でウゾイとハイトラとはお別れ。出会いがあれば、別れもあるのは当然だが、やはりさみしい。特にウゾイたちはソマリたちと境遇がどことなく似ていただけに、彼らから学ぶこと、分け与えられたものは大きかったように思う。キキーラと別れた時は「また会える!」と元気だったソマリも、似た境遇の同性の友人が離れるとあって、これまでに感じたことがない悲しみが胸にこみ上げてきているようだ。

 また保護者同士で情報交換をしたことで、ゴーレムもソマリとの間に芽生えた感情の意味を知ることができた。ゴーレムだから感情に乏しいのだろう。だけれども、過去と向き合ったことで、改めて強固な絆を手に入れたハイトラとウゾイの姿を見た。そのおかげで、自分にも同様の想いがあることを知る。この流れに感動してしまった。

 ハイトラは人間についての情報はないが、世界中の情報が集まるという魔女の村の話を教える。そこになら、人間に関する情報が得られるかもしれない。こうして、ソマリたちは砂漠を超えたのちにこの魔女の村に向かうことにした。

 この村の魔女たちはとても明るい。村には食べ物も豊富なようだ。到着したばかりのソマリはあちこちで起こる食の誘惑に負けっぱなし。しかし、この村に来たのはごはんを楽しむためではない。人間の情報を得ようと奔走していること、それを知った人が魔女ヘイゼルを紹介してくれた。

 魔女は本を収集し管理することが本能らしく、彼女は無給で司書の仕事をしているらしい。彼女は、ソマリ達が欲しているのは、のは人間について記された『ハライソの伝記』ではないかという。貸出記録もないからすぐに見つかるはずだったが、ない。そんな時は大体がある人物が持っている。ヘイゼルは魔女プラリネの場所に案内してくれた。

プラリネはヘイゼルの姉であり、本の虫。だが本を読むのが大好きだけれども扱いが雑という、司書にとっては迷惑な存在だ。目当ての本はプラリネの手元にあったが、インクを主食とするオトト魚が現れ、その本を食べようとしてしまう。

 突然のバトル展開。プラリネとヘイゼルが魔法で応戦するもオトト魚は手ごわい。それを倒したのは我らがお父さんゴーレムだ。あまりバトルシーンのある作品ではなかったが、それにしてもお父さんは強い。ほぼ一撃で倒してしまった。しかし、オトト魚を受けとめた腕はその衝撃でボロボロになってしまう。

 既に残り時間が1年を切っているゴーレム。彼には時間がないことが改めて気付かされるシーンだ。

 ソマリはずっと探していた手がかりが得られなかった悔しさと、父の負傷に涙が止まらなくなってしまう。だがゴーレムは本なんかよりもソマリが無事だったことを喜び、彼女を抱きしめる。うう、また泣かせてくる。

 振り出しに戻ったふたり。だが、貸し出し履歴から過去にこの本を読んだ人を探すのはどうか? と提案される。その読者は、この図書館の館長で貸し出されたのは今から300年前だという。

 果たして300年前に読まれた本の記憶は残っているのか? 300年の時間を生きた魔女は、彼らにどんな言葉をかけるのか。お父さんの残り時間も少なくなり、切なさがどんどん増していく物語。次週の展開も見逃せない。
(文=三澤凛)

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