アニメ『なつなぐ!』伊月がこの場にいたという確かな証拠をついに発見!

 熊本地震後、連絡が取れなくなった熊本の友人を探すため東京からやって来た大学生、欅(けやき)夏奈が情に厚く、個性豊かな熊本の人たちに出会って成長していくストーリー。地上波初の自治体製作アニメ 第7話がオンエアされた。


第7話わたしのなつ

 夏奈の高校の時の回想からスタート。卒業まであと7日と、ことさらに強調された文字が黒板に踊り、クラスメイトが卒業したら何をしたいかを語り合う。その中で夏奈は伊月とライン交換をしながら友達に「卒業したら熊本にいる友達に会ってくる」と嬉しそうに話していた。


 現実ではまだまだ伊月にたどり着くことは出来ておらず、今日もまたいずみの家で夕飯を頂く流れになった。いずみの父親は一緒に飲める相手がいるのがよほどうれしいのか、「とっておきを出してきてやる」と上機嫌。
 
 父親が席を外している間にいずみとの話に花が咲く夏奈。もうすでに酔っぱらっている夏奈は、彼女に恋愛話を振ってみる。誰がどうみてもいずみが好きなのはマサヨシだとわかっているが、カマをかけてみる。

 すると当然のように「内緒だけど、実はマサヨシが好き」と恥ずかしそうに教えてくれた。さらには、高校を出たら家業を継ぎながら付き合いたいという希望まで持っている。そこにマサヨシの気持ちは入っていない。恋愛はふたりでするものなので、彼の気持ちも少しは尊重してあげてほしいものだが、恋する女子にはそんなことは通じない。

 気持ちが乗ってきたのか、いずみは自分がどれほど地元を愛しているかを語りだす。のんびりとした空気と豊な自然。人も地域も美しく優しかったが、熊本地震がそれを大きく変えた。だが、多少動揺しているものの、やっぱり地元が好きなのだと。だからこそ、地元を守るために働いているマサヨシのことも眩しく映るのだろう。

 ひたむきにそんなことを語るいずみをみて、既に酔っぱらっていた夏奈は感極まって抱き着いてしまう。そのとき夏奈のスマホで撮影した伊月のものと思われる絵を角度を変えてみ見ることができた。彼女はこの絵に記されたサインを発見する。そのサインにははっきりと「itsuki」と記されていた。

 やはり伊月の絵だったのだ。伊月がこの場にいたという確かな証拠を得て、感極った夏奈。さらには酔っぱらい、感涙にむせぶのだった。

(文=三澤凛)

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