アニメ『うちタマ⁈ ~うちのタマ知りませんか?~』「3丁目クレイジーキャッツ」vs「7丁目ヤングキングス」の血で血を洗う争いが勃発!?

TVアニメ「うちタマ⁈ ~うちのタマ知りませんか?~」公式サイトより

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■仁義なき犬猫

『3丁目クレイジーキャッツ』は泣く子ねこも黙る3丁目の一大勢力。その圧倒的な力により町の均衡は保たれていた。ある日、そんなグループの元を傷を負ったブルが尋ねてきた。彼はハスキー犬の若が率いる『7丁目ヤングキングス』が3丁目を狙っていると言い出し……?

 このアニメの謎テンション、嫌いじゃない。『3丁目クレイジーキャッツ』というグループが突如出現。初耳である。メンバーには犬のポチもいるが、彼の言い分はオールスルー。
 
 3丁目クレイジーキャッツの前に、7丁目ヤングキングスにやられたブルがやってくる。バビブベブルこと孤独な破壊王ってなんだよ……。ブルの話によれば奴らは3丁目を狙っているという。平和を守るため、3丁目クレイジーキャッツ、そして狂犬ブラザーズのクロとゴン、さらにさすらいのオオカミ猫ノラも加わり(つまりいつもの面子)彼らとの戦いに備える。

 結構シリアスっぽい感じにやっているものの、モモとコマ以外の面々が突然ラップで歌いだすなど絵面がキュート。だけどそこを大真面目にやるのがうちタマだ。最終決戦は犬猫姿で古典的な感じの表現になっていた。やっぱり原作絵になるとほんわか度が急上昇となり見ていてもほっこりする。
 
 そんな戦いの終止符は意外な形でうたれる。タマを探しに来たたかしくん、トメ吉さんなどの飼い主の「ご飯だよ」コールが発令。空腹の飼い猫・飼い犬たちは抗争を辞め、家路についた。お腹がいっぱいになると、今日何があったのかも覚えていない。三丁目の犬猫たちは今日も平和なのである。

 ものすごい風呂敷のたたみ方にしばし呆然としてしまったが、突っ込んだら負け。かわいいは不条理を超える!

■夜のピクニック
ある日、タマたちはご飯を持ち寄り、公園で夜のピクニック。犬猫もおやつにバナナはOK。だけど、いちごはキシリトールが含まれているため沢山食べてはいけないというミニ知識も盛り込んでくる。

 コマは見た目は小さくてかわいい子ネコ用カリカリを全種類持参。みんな懐かしがって食べていたが、カロリーの高さを知ってモモが戦慄する場面も。

 トラはトメさんが隠していた超高級カニ缶を持ってきた。中にあるカニエキスを吸った紙が美味しいらしいが、ネコたちは缶切りを使えないというか、存在すら知らない。なので食べれないまま終了。普段は飼い主さんがあけてくれるからわからないのがポンコツかわいい。

 ゴンはカボチャの煮物、モモは犬猫用ケーキ、クロはプロテインとそのご家庭の味が見られるのが楽しい。そしてタマが持ってきたのは茹でたささみ。持ってくるまでに我慢できずに少し食べてしまったというのもタマらしい。

 ポチはおから入りごはん、と豆腐屋の犬らしいものを持ってきた。誰もが食べたことがないものだったために場は大盛り上がり。ブルは参加しようと意気揚々と高級ソーセージを用意していたが、飼い主に見つかり連れ戻されてしまう。いつだってオチ役なブルかわいいよ。どんまい。

 どの家庭でも、それぞれみんな愛情を注がれて大きくなったのがわかる真のほっこり回なのでした。みんな愛されてる。ノラ猫のノラも、いつかの記憶を思い出していたが、それは彼の担当回で明かされるだろうから、それまで待ちたいと。

 今回のエンディングはゴン。腹黒いというか見た目だけの印象とは違った球を投げてくるゴンは関西人らしい演歌系。なんで関西弁のキャラってこういう曲調になりがちなのだろうか。演歌というか、ムーディというか。だけど歌を聞くと滅茶苦茶納得してしまう不思議だ。

 各キャラに合わせて毎回練られたエンディング、次回も楽しみにしたい。
(文=三澤凛)


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