アニメ『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。』メイプルとサリーのギルド結成！　集まれ極振りの仲間たちよ!!

• ツイート
• 

新設！　メイプルギルドの正体は!?

　今回はかなり久々に現実世界の楓ちゃんの姿が！　メイプルとしての生活に没頭していたあまりに現実でもついついゲームの世界での癖が出てしまうのが、VRMMOゲームの怖い所。現実世界では防御力も低いし、ヒドラも出ない。

　始めた時はゲーム初心者だったのにすっかりと廃人化してきたメイプルちゃん。しばらくはログインを控えるといっていたが、3日自粛したのちに即復帰。ゲームの中毒性おそるべし。

　その3日の間に運営側から新しいシステムが導入された。光虫がフィールドに出現するようになり、それをとらえるとギルドホーム権がゲットできる。サリーはメイプルがいない間にこの光虫をゲットしていたので、さっそくふたりの拠点となるギルドホーム探しがスタートすることに。

　色々探すもののいい所は既に取られていたり、購入費用が高いなど現実世界の家探しと同じような状況に。なんでも最近はギルドが乱立してきているためにギルドホームの人気も高騰しているんだとか。

　そんな中で発見したのは森の隠れ家のような可愛らしいおうち。見た目は大きな木だが中身も広く素朴で可愛らしい雰囲気だ。ふたりともここが気に入って購入を即決。晴れてギルドホームが手に入った。

　だが、このホームの定員は50名。メイプルとサリーだけでは広すぎる。ふたりはゲーム中に知り合ったカスミとカナデをギルドに誘うことを決意。カスミたちも二つ返事で参加を快諾してくれたことであっという間にギルドは4人。さらには通りかかった顔見知りのクロムとイズもスカウト。メイプルたちの実力を知っていたふたりも快諾。これでギルドは6人に増えた。

　仲間が増え、ギルドらしくなってきたところで改めてギルドマスターにメイプルが就任。ギルドには「楓の木」という名前が付けられた。
　楓の木メンバーはメイプル班とサリー班に分かれて素材集めを行うが、このギルドの参加メンバー、それぞれの個性がかなり強くチートキャラ並なメンバーが揃っている。まだきちんと明かされていないカナデのアカシックレコードという武器もかなり使えそうだ。一般的には強い部類に入るだろうクロムも奇人変人の多いこのギルドではかなり凡人に見えてしまい焦りもあるよう。
　だが、ギルドマスターのメイプルが自分は強いくせに仲間の強さなどにあまりこだわりはないようなので、かなり和やかなパーティとなりそうだ。

　ギルドもできて一息……と行きたいところだが、運営からの発表で第3回・第4回のイベント開催が発表された。第3回はアイテム集めというシンプルなイベントだが、第4回はギルド対抗戦。まだまだ6人のこのギルドでは人手不足。

　そこでさらに新メンバーをスカウトすることになった。メンバー募集の掲示板を見てもあまりピンとこなかったメイプルとサリーは最近足が遠のいていた1層を探索することに。強い人はいなくても楽しければいい、というメイプルだが果たしてお眼鏡にかなう人物を発見できるのか？

見つけた！　極振り仲間！

　一層で出会ったのは、いつぞやすれ違ったことのある初心者姉妹。どうやらふたりはギルドへの参加を断られまくっているらしい。落ち込んだ様子のふたりを見たメイプルはさっそく自分のギルドへスカウト。だが、いくら何でも突然出会った瞬間スカウトしてくる輩は警戒される。メイプルたちはふたりをカフェに誘ってみた。

　どうやら彼女たちは現実世界の非力さの反動から攻撃極振りに設定してしまったようだ。メイプル同様に一点集中すぎるが故に、アジリティが0。足も遅いためにどこからも疎まれてしまっているようだ。

　ゲームの有利不利に関係なく極振りしてしまう様に共感したメイプルはふたりを再度ギルドへ勧誘。自分たちの事情を知ってもなお誘ってくれたこともあり、今度は快諾してくれた。これでいっきにギルドメンバーは8人。

　そしてこの姉妹はメイプルとサリーにくっついてレベル上げをすることに。ほぼ見ているだけだが一緒にいることで経験値が入るようだ。

　このふたりもかなり偏っている。それでも攻撃力が高いため、かなり戦闘で有利になるのではないだろうか。素早さはサリーもいるし、カナメたちなど脇を固めるメンバーもそろってきた。

　話がへんな風に脱線したりすることなく、ただ純粋にゲームを楽しむことに終始しているので、物事がテンポよく進んでいくのでストレスフリーで楽しめる。新キャラもザクザクと登場したので、折り返しを迎えて今後どのような見せ方をしてくれるのか、期待して待ちたいと思う。
（文＝三澤凛）