アニメ『ネコぱら』優しさとかわいさに包まれた世界観が萌えな第５話

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ご主人のために勘違いしながら頑張るネコたち
　今回は新人子ネコのカカオが主役。ショコラ、バニラのご主人様がなんだか最近様子がおかしいと話題に。先輩猫の二人はお店の売り上げが悪いから悩んでいるのかもしれない！　と本家にいる猫も巻き込んで宣伝活動に精を出す。

　猫たちが純粋にご主人を思って行動する姿の可愛さ……そして取っている行動が絶対に間違っているんだろうな、と視聴者はみんな思っていてもただ見守るしかできない歯がゆさ。

　宣伝活動と言えば、地道な努力とSNSの拡散が定番。ショコラたちは道端でお店のショップカードをひたすらに配る。そこに通りかかったシナモンたちがSNSでの投稿を提案。ケーキを一つ以上購入してくれたお客様には写真撮影ができるサービスをつけるというのだ。

　それぞれお客さんの希望のポーズで撮影に挑むがショコラとバニラの撮られなれていないポンコツっぷりが可愛らしい。

カカオ奮闘
　先輩ネコたちの頑張る姿を見て、自分も役に立ちたいという気持ちが生まれたのか、カカオも一人ショップカードをもって外に飛び出す。しかし、無口なカカオはショコラたちのようににこやかにカードを配ることができず中々受け取ってもらえない。

　すると、そこにポスティングのバイトをしている人の姿が。ポストに入れればいい、という知恵をつけたカカオは目に留まったポストに一枚ずつショップカードを配ることに。
　
　人の家はもちろん郵便ポストや集合住宅にどんどんカードを投入していくカカオ。だがその行為に夢中になりすぎて今自分がいる場所がどこなのかがわからなくなってしまう。そして曲がり角を勢いよく曲ったときに、一人の幼女とぶつかってしまう。

　年のころがわかりづらいが、カカオよりちょっとだけお姉さんにみえる幼女、ちよちゃん。最初は警戒心をむきだしにしていたカカオも、ちよがタイ焼きを分けてくれたことで距離が縮まる。

　ちよが色々聞いても首を動かす仕草しかしないカカオ。しかし色々質問されるうちに迷子の子猫だと判断されて一緒にカカオのおうち探しをすることに。ケーキ屋さんという情報だけを頼りに様々なお店を渡り歩くも、中々ソレイユはみつからない。

カカオ、初めての友達
　お店探しの途中にカラスに襲われるハプニングに襲われるも、カカオがちよちゃんを守ろうとする行動を見せる。このことをきっかけに二人はぐっと仲よくなりカカオも自分の名前を教えるようになる。元々帽子にいれていたショップカードが転がり出たことからやっとお店の場所が判明し帰れることに。

　お店の方では、ご主人の悩みの原因が経営難ではなく新作のアイデアだしに悩んでいただけということも判明。

　カカオがお店を抜け出していないことは誰も気が付かないまま、大冒険を終える。ちよちゃんはもう出てこないのだろうか。今回も優しさとかわいさに包まれた世界観だった。
（文-三澤凛）