■「タマのお仕事」
今期はかわいいだけのアニメがすごく多い。男女どちら向けもそろっているけれど、どちらにも共通しているのは「動物は可愛い」ってこと。みんな犬、猫の前には絶対服従。時代が癒しを求めてる。
そんなかわいい猫のタマ、ご主人のたけしくんに「猫はなんにもしないで寝て居られていいな」と言われたことにより、他のみんなは一体何をしているかをリサーチしに行くことに。
いつものお暇仲間のポチに会いに行くと、今日は番犬としてお留守番を任されているらしく、キリっとした顔で家の警備にあたっていた。モモちゃんはいつもの如くお店のお手伝いで看板猫としてお客さんに愛想を振りまくのに忙しい。
べーは新聞配達のお手伝い、トラも大工さんのお手伝いで材木を運び(動物姿だと角材で遊んでいるだけ)、コマは銭湯の番台でこちらも看板猫、クロもコンビニのお仕事のお手伝い……とみんな仕事を頑張っていて自分だけが何の仕事もしていないのだと落ち込んでしまうタマ。
しょぼくれながら、家具屋の店先で店番をしているゴンの元へ。そこで今までみんなのところを回ってきたこと、自分だけ仕事がないとしょんぼりしていることをポツポツとつぶやくと、彼は店先にいて「かわいい」と通りすがりの人に言われるのが自分の仕事だとタマに話す。タマもゴンの元に来てから何人かに「かわいい」と頭をなでられたことを思い出し、自分も「かわいい」という仕事を全うしていたことを思い出したのだった。
そう、猫はかわいいがお仕事。無駄に忙しくしなくてもいてくれればそれで万事解決なのだ。
■「我輩はゴンである」
最初はカーディガンメガネとしてソコソコの登場しかしないかと思っていたが、先週今週と出番が多いゴンのメインのお話。なぜか関西弁のゴンの一人お笑いショーがスタートする。
漫談かな? とりあえず幕が上がり、お客さんの笑い声なども聞こえるシットコムスタイル。自分の前を三丁目の仲間たちが通り過ぎていきそれをネタにして笑いを取っていく。
ゴンは元々大阪の下町生まれらしく、新世界の前に捨てられていたそうな。彼の家が家具屋ということも影響してタンスといえばでゴンという名前になったんだとか。
だから関西弁! だからゴン!!! 色々納得な自己紹介。そこからブルの恥ずかしい私服や、ポチの利き豆腐、トラとノラのあっちむいてホイなどそれぞれの猫たちの意外な一面がゴンの口から面白可笑しく話される。
刺激的な3丁目は彼にとっては新喜劇の舞台そのものらしい。確かに、退屈しなさそうだ。あとゴンの芸達者さがやたらと光っている回だった。
■「犬のおまわりさん」
三丁目の松岡修造のような存在、クロがなぜかおまわりさんとして勤務するお話。彼はコンビニで飼われているのでは?? そんな彼が三丁目で起こった事件を解決するという話らしい。
いつも平和な三丁目で事件など起きないと思っていたら、お魚屋さんから魚が盗まれたという通報が届く。その場にいたコマに聞いてもなんだか要領をえない。しかしその場で「こら!タマ!」という声が聞こえたことから、タマが犯人なのかという疑惑が持ち上がった。しかしあのタマがそんなことを?! と再度現場に戻ってみると、タマはタマでも「磯野さんちの」タマが犯人だったことが発覚。ん!?磯野さんち?! あの国民的アニメのネコちゃんもさらっと登場たが、今日も三丁目は平和だ。
■「犬のおまわりさん2」
もう一本続けて犬のおまわりさん。平和な三丁目でもパトロールに余念のないクロ。ノラ猫のノラを心配していると、自分よりもトラがおかしいというタレコミをもらい様子を見てみると、何やら具合が悪そうに毛玉を吐いている。様子を聞いてもごまかすばかり。
あとをつけてみると、孤独な金持ち老人からマタタビをもらっていた様子。この様子を見てクロは怒る!マタタビは古来より猫の大好物とされているが、老猫や心臓の弱い猫には刺激が強くて常用するのは呼吸不全を誘発してしまい良くないというのだ。
マタタビを与えすぎるのはダメ! 絶対! という猫を飼ううえでの豆知識もそっと混ぜてくる……。タメになる番組だ。
今週のエンディングはクロ。今回のおまわりさんにちなんだような歌詞だった。だからお前コンビニの犬じゃないんかい……。イラストがほのぼのしてるし毎回変わるから見ていて飽きない。
(文=三澤凛)
アニメ『うちタマ⁈ ~うちのタマ知りませんか?~』あの国民的アニメとコラボが実現?まさにタマちがいな第4話のページです。おたぽるは、アニメ、作品レビュー、猫、うちのタマ知りませんか?、うちタマの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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