松田聖子 Legend ~まだ手書きだった会員証 第42回

松田聖子 Legend ~まだ手書きだった会員証 第42回の画像1画像提供:瑠衣羽香

 1980年7月1日発売の聖子ちゃんのオリジナルシングル曲「青い珊瑚礁」の大ヒットで、日本中の松田聖子ファンが毎日増え続けていた時代がありました。

 松田聖子ファンクラブ(当時の正式名称は、松田聖子後援会)入会希望者からの入会申し込みが毎日殺到して、プロダクションのファンクラブ事務員(当時10名程)だけでは、裁ききれなくなっていたのを目の当たりにしていました。

 そんな状態でしたので、2週間程でアルバイト女子が20名ほどファンクラブに採用されました。しかし、アルバイト女子が決まるまでの2週間ほどの間は、現場マネージャー以外の事務所社員(当時の所属/サンミュージックプロダクション)が毎朝出勤してから1時間くらい宛名書きを汗だくで手伝ったということです。ちょうど1980年のお話です。

 その聖子ちゃんのファンクラブの初期の会員証のサンプルが、わたくしのスタイリスト仕事関係のファイルから出てまいりました。1980年はまだまだアナログな時代でしたから会員証の会員さんのお名前は、印刷印字ではなく手書きだったんですよね。

 デビュー前に初の宣材写真(現代のアー写)として撮影された聖子ちゃんの写真が、使用されていて初々しいくてかわいいですね。聖子ちゃん本人がくるくるドライヤーで、後に聖子ちゃんカットと呼ばれるようになったヘアスタイルをセットしていたんですよ。
(文=瑠衣羽香)

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