「“無個性”」だった主人公が最高のヒーローを目指して成長していくヒーローアニメ待望の第4期ヒーローインターン編が幕を上げた。
78話 燻る炎
冒頭はインターン編の後処理。グラントリノは敵連合の黒霧を追って森の中へ。無事捕獲かと思いきや、オールフォーワンが残した死柄木一派とは別の切り札ギガントマキアがグラントリノ一行を襲う。
デクやお茶子、切島たちも無事退院。だが、ミリオは個性を失ったため、退院が一日延びるという。それを聞いたデクは彼の元に向かったが、そこには意外にも元気そうなミリオがいた。
個性を無くし、師を失った。塞ぎ込んで当然だが、そんなときこそ笑顔でいることの大切さをナイトアイに教え込まれていたからだ。これが本当のミリオの強さなのかもしれない。そのミリオを見て、『自分の個性を渡せるならば』とまで言い出すが、ミリオはそれを即拒否。エリちゃんが個性をコントロールできる日を待ち、いずれ雄英に戻ることを約束してくれた。
デクは切島やお茶子らが寮に戻ると、事件を知ったクラスメイトたちが出迎えてくれた。デクたちは神野区の事件にも首を突っ込んでいたこともあり、かなり心配をかけていたようだ。
仮免に受かっただけの生徒がここまで重たい事件に関わることなどそうないだろうに、それゆえに関わった面々が体験したこと、その影響は大きかった。それぞれが解散した後も、眠れない夜を過ごすのだった。
そして、そんなインターン組とは別の意味で眠れない夜を過ごす仮免講習組の、爆豪と轟。ふたりはクラスメートがインターンに出向いている間も仮免取得のため講習に励んでいた。
今回は講習にオールマイトとプレゼントマイクが引率。さらには会場にエンデヴァーも現れ空気がピリピリ。さらに仮免試験で衝突した夜嵐やケミィ、肉倉などが再登場。波乱が巻き起こるお膳立ては十分すぎるほどできあがった。
さて、今度はどんな騒動が待ち構えているのだろうか。
(文=三澤凛)
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