アニメ『推しが武道館いってくれたら死ぬ』トップオタとしての紳士的な態度に感動な第3話

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TVアニメ「推しが武道館いってくれたら死ぬ」

 オタクとして大切なことを教えてくれる『推しが武道館いってくれたら死ぬ』。前回勇気を出しておねだりをした短冊、そして頑張って書いた短冊もスタッフの不注意で舞菜には渡らなかったらしいことが発覚。(本人たちは知らない)それゆえにすれ違う二人のやりとりが面白くも切ない。

 定期公演中のMCで行われた質問コーナーで、基の推しである空音がテニス部だということが発覚する。さらに基がガチ恋勢だという事も。

 共にトップオタであるえりぴよ、くまささんはどちらもガチ恋勢とは相容れぬ思想の持主。金を払っての接触が至高と思っている人種は、ガチ恋勢の隙あらばつながりたいという思想とは異なる。対人間であるからこそ、このあたりの線引きは大事なところ。

 ガチ恋勢ではないけれど舞菜を愛しているえりぴよは、岡山ローカルタウン誌で舞菜が好みのタイプについて話していた発言をもとに、竹馬に乗って背を伸ばし口ひげを蓄えて握手会に挑む。

 「舞菜の理想のタイプになれるようにがんばるね!」と告げるも「頑張らなくてもいい」と冷たく返されてしまい、落ち込む。しかし、その舞菜の頑張らなくてもいい、というのは今のままのえりぴよがいいという意味なのだ。しかし、上手く伝わらない。この言葉足らずのすれ違いが見ているほうからすると、面白かったりグッとくるポイントなんだけれども、もどかしい。両想いになってほしい。

 オタクに遠征はつきものだが、スケジュールの勘違いもつきもの。僻地でのライブに前ノリしていつもの前列を勝ち取ろうとするも、一週間スケジュールを間違えて何の予定もない僻地に出向いてしまい、余裕で間に合うはずだったイベントに遅刻してしまう事態に。
 
 このイベントで舞菜、えりぴよ両名にとっても大きな変化が現れる。なんと、舞菜に新しいファンができたのだ。しかも女の子! さらに彼女は基の妹で、空音に似ていることから基のシスコン疑惑も持ち上がる。
 
 彼女はガールズフェスタで舞菜が一番かわいかったということから、兄に連れられてイベントにやってきたよう。普段えりぴよ以外が全く並ばない握手会で、新しいファンが来てくれたことがうれしい舞菜とえりぴよ。
 
 世界中が舞菜のかわいさを知ればいいと考えていたえりぴよは、妹・玲奈ちゃんに先輩風を吹かせながら次の定例でも一緒に並ぼうとウキウキすう。しかし、実際に自分以外のファンが舞菜と笑顔で握手して会話しているのを見ると、やるせない気持ちが押し寄せてきた。

 それは嫉妬。自分よりも笑顔を向けられている玲奈ちゃんに嫉妬してしまう気持ち。今までは比べる相手がいなかったから、もっと多くの人に知ってもらいたいと思っていた。

 そんな玲奈ちゃんに嫉妬を覚えつつも、えりぴよはトップオタとしての姿を私たちに見せてくれる。

 たまたま舞菜が駆け込んだ電車に先にえりぴよが乗っていた。そんなときでも慌てずはしゃがず、彼女は車両を移り次の駅で降りるから、と舞菜に告げる。舞菜ガチ勢として所々痛い言動を繰り返しているけれど、ちゃんと舞菜には紳士的態度を取り続けるえりぴよがかっこいい。

 舞菜もきちんと「いつもありがとうございます」って言えてよかった。本当に、このオタクとアイドルの両片思い感が最高だなぁ。

 推しを好きなのは当たり前だけれど、こんなマナーよく応援してくれるファンのことを嫌いなアイドルなんていないはずだ。今週もいいオタ活動をありがとう!!
(文=三澤凛)

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