NHKアニメ『ブレーカーズ』ついに始まった海vsユウキ！　勝負の行方を左右するのは度胸と体幹!?

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　人間には様々な条件の下で己の可能性を解放する力がある。 限界という名の壁を壊し突き進む者…。それがパラアスリートだ！　 異端のスポーツ科学者・成田錬と出会った少年少女たちが成田からヒントを得て パラアスリートとして“可能性の扉”を開き成長していくアツいストーリー。「車いすバスケットボール編」・「パラ陸上・走り高跳び編」・「ゴールボール編」・「パラ水泳編」の全4シリーズ。

「車いすバスケットボール編」第３話がオンエアされた。

　前回、車椅子を走らせる方法に気づいた海。ユウキとのスピード勝負に備えて練習をするが、彼の動きを見るたびに自分の車椅子裁きには決定的な違いがあるように感じていた。

　ある日練習の最中にユウキと接触。バランスを崩しそうになったがなんとか持ち直す。不思議な感覚に戸惑う海。この様子を見ていた成田は、海の体幹がしっかりと出来上がっているからこそできた動きだと教えてくれる。下半身に障害がある海だが、体幹は優れているようだ。
　
　だがこの感覚を掴むことはできず、勝負の日を迎える。体育館を先に5周すると勝利。勝負で海は直線でリードするものの、繊細なハンドルさばきが必要なコーナーでユウキに抜かれる。
　
　一進一退で進むが、海は最後の一周に全てをかけ、スピードを落とすことなくコーナーに入る。誰もがクラッシュを予感するほどのスピードで飛び込んだものの、一度だけ体験したあのバランス感覚をこの正念場で掴む。華麗なコーナーリングで見事に勝利を収めた。

　ユウキに勝利したことで、練習試合に参加できるようになった海。だが、彼にあるのはスピードだけ。まだボールを操ることができてない。練習試合で新たな壁にぶち当たった海に、成田は「考えるのではなく感じろ」とアドバイスを送る。

　車椅子バスケ編も間もなくクライマックスか。他のスポーツとも同じくプレイヤーにしかわかりえぬ苦悩が短い時間の中にぐっと盛り込まれていて見ごたえがある。成田のアドバイスを受けて海はどんな答えを導き出すのか。
（文＝三澤凛）