アニメ『A3!(エースリー)』ご都合主義連発もご愛嬌!展開の速さに振り落とされるな!第2話

アニメ「A3!(エースリー)」公式サイトより

 大人気イケメン役者育成ゲーム『A3!』が待望のアニメ化。第2話がオンエアされた。

 唐突に物語が進むのはソシャゲアニメ化の宿命。理解したいのであればゲームもプレイしなければならない。ゲームをプレイしていないなら説明不足に文句を言ってはいけない。ソシャゲからアニメ化されたものは、ファンのためなのであって新規には優しくないのである。

 今までのアニメ化されてきたものに比べれば、この『A3!』はまだ親切というか、話が分かりやすい。唐突感はあるが、キャラクターを入れ替わり立ち代わり出して混乱するというのが少ない。10人に満たないからキャラクターについて判別がつきやすい。

 咲也以外にも綴と真澄という劇団員を初日にして獲得したいづみ。早速併設された団員寮に全員が住むことに。みんな引っ越しが素早い。今までの住まいからちゃんと手続などはしたのだろうか。

 無能支配人の杜撰な経営体制と料理の腕に不安を覚えつつも、総監督になったいづみの采配はちゃんとした大人のもの。色々事情が複雑な団員たちに大きく立ち入ることはなくとも、代表らしく連絡や配慮などを見せる。

 しかしその劇団を存続させるために、もまだまだ団員が足りない。よって、勧誘活動としてストリートアクトを試みることになった。とは言え素人三人が集まってやっても失笑を買うのは目に見えている。その度胸はすごいと思うが、悪い意味で目立ってしまい、逆効果だ。
 
 しかしその大根ぷりを面白がりる、見た目の怪しい男が現れる。マスクをしていても隠し切れないヴィジュアルの良さから役者かと思いきや、これまた素人留学生のシトロン君。彼が演劇に興味があると言ったことから、寮もあるという殺し文句ですぐさまMANAKAIカンパニーへ入団となった。

 さらには不動産屋の前で部屋を探していたサラリーマンの風体の人にも声をかける。手当たり次第感が半端ないが、それで入団してしまうのだから彼もすごい。一介のサラリーマンで入団したのは茅ヶ崎至という男。二人部屋じゃなければ……ということで諸々の説明を受けて入団を即決。みんなの思い切りの良さに感服する。
 
 二日目にして早速必要劇団員の人数ノルマをこなしてしまういづみ。しかし問題はここからだ。素人が集まったといっても裏方もいない。演目も決まっていない。レベルも足りない。だが、時間がないのでとりあえずは演目を決めることに。 

 脚本は過去の上演台本から選ぼうかという話になったが、脚本家志望として入団した綴が脚本を書きたいと志願する。 存続がかかった大事な最初の芝居ということで、失敗が許されないからとくぎを刺し、一週間で仕上げるように指示を出す。

 かくして、綴は執筆に専念。他のメンバーは仕事などと両立しながらの稽古がスタートした。まだまだ初心者ならではの粗さがあるものの。伸びしろがありそうなメンバーだという印象をもついづみ。プラス思考!

 かくして一週間後には無事綴も脚本を書き上げ、その内容もみなを満足させるに足るものだったようだ。これでMANKAIカンパニー・春組の初舞台は動き出すことができる。

 ちなみに演目はロミオとジュリエットを男性だけのキャストにアレンジした「ロミオとジュリアス」というものに。

 希望が見えてきたと意気揚々としたいづみは、台本を届けようと至の部屋に行ってみると、そこは荒れに荒れていた。一人部屋を希望していたが、まさかこんなに汚すから? 普段の至の様子からは想像ができない荒れっぷりに驚きつつも至に呼びかけると、ゲーム画面に没頭していたのを邪魔されいら立つ男の姿。口調もかなり変わり、レベルでキャラが変わる2面性があったようだ。

 キャラクターの個性と展開の速さに振り落とされないように頑張ってついていきたいところだ。
(文=三澤凛)

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