アニメ『うちタマ⁈ ～うちのタマ知りませんか？～』ブルがモモにフォーリンラブ！　愛は種族の壁を超えるか!?

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　1983年にデビューをした「タマ&フレンズ　～うちのタマ知りませんか？～」
文房具や雑貨で一度は目にしたことがある、おでこにブチがあり黄色い耳をしたみんなのご近所ねこ「タマ」がまさかの擬人化で登場！

■俺さまはブル
　3丁目に引っ越してきたばかりのブルは、、倉持くんに連れられ喫茶チューリップへ。そこで運命の出会いを果たす。

　引っ越してきたばっかりで、まだ3丁目の犬猫たちとあまり面識がないブル。飼い主の倉持くんに連れられてモモの住む喫茶店、チューリップへ向かった。

　モモにすぐさまぞっこんになるブル。しかし、飼い主たちの会話でモモは「タマちゃんに夢中」と知ってしまった。好きになった瞬間に失恋。だが自分が噂のタマに負けてるとは思えず、確認をするためにタマの様子を見に行くことに。

　ベランダで気持ちよさそうに眠るタマ。この姿を見ているうちに、モモとタマはネコで、自分は犬だという事実に気づいてしまう。超えることの出来ない種族の壁。一応は努力してみるものの、これを超えるのは絶望的だ。

　この1件で近隣の犬猫たちに「アクの強いやつ」と知られたブル。これからブルはどうなる？

■平和

　クロとゴンのワンココンビが土手で三丁目を満喫。べーは蝶々を追いかけるというのどかなシーンが続く。だがベーの絆創膏がはがれはじめると、様子がおかしくなる。

　絆創膏の下から謎の球体から現れ、ベーのことを追いかけ始める。しかし、ベーは目の前でひらひらと飛ぶ蝶々に夢中で全く気付かない。それどころか、登場人物、全員が気づかない。

　視聴者にしか起こっていることがわからない怪異。結局、べーが自分の絆創膏を張りなおすと消えてしまった。コレは何なんだ!?　無邪気に蝶々を追いかけるべーの姿を見て、「平和だねえ」としみじみつぶやくほかの猫たち。本当に平和なのか……？

■海へ
タマはポチは風に舞った木の葉を追っかけているうちに、電車に乗り込んでしまう。戸惑ったものの、座席が柔らかかったこともあり、いつしか夢見心地に。

　その姿は乗客たちに癒やしをも与える。また中にはその写真をSNSに投稿する者も出てきた。知らない街にまで行ってしまった2匹だが、投稿が拡散され、それが3丁目の住人にまで届いたので無事に帰路につくことができたのだった。

　ゆるゆるでほのぼのな内容のアニメかと思いきや、まったく違ったテイストのストーリーも入ってきた。この振れ幅の大きさも魅力の一つとなるのだろうか？　今後もかわいらしい犬猫たちを追いかけ続けたい。
（文＝三澤凛）