アニメ『推しが武道館いってくれたら死ぬ』アイドルのためならアウェイもなんのその！　これがトップオタの生き様!!

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#02 いちばん好きでいたい
おしゃれ人間が集うガールズフェスタに出演することになった『Cham Jam』。れお推しのオタク仲間、くまさに誘われたえりぴよは返事を渋る。なぜなら人気メンバーでもなく、事務所にも推されていない舞菜がランウェイを歩く可能性は低いから！ わずかな希望を胸に、肩身の狭い思いをしながら会場に来たえりぴよが目にしたものは…。

　おしゃれイベント岡山ガールズフェスタにちゃむのメンバーの出演が決定。しかし「出演メンバー未定」の文字を見た瞬間に不貞腐れるえりぴよ。チャムの中にはメンバー内格差が存在しており人気トップ３ばかりが事務所に推されイベントなどの出演頻度に露骨につながっていた。

　オタ友のくまささんの推しはセンターのれお。彼女はセンターなので確実に出演するはず。さらに新参ファンの基さんの推しも空音なので出演はほぼ確定。ますます不貞腐れるえりぴよ。だけども舞菜が出演するかもしれないという一縷の望みを託して、岡山ガールズフェスタに参加を決める。

　圧倒的なアウェイの中でも存在感を示したれお。だが、えりぴよにとって大切なのはその後に出てくるメンバー。人気が高い空音、眞妃に続いて現れたのは「市井舞菜」。

　えりぴよのテンションはフルマックス！　必至に応援するもまさかいるとは思わない舞菜は気付かない。このすれ違いが解消されるとき、ふたりはどんな反応をするのだろう。

　そしてBパートは、ファンレターの話。えりぴよは舞菜にファンレを書いたことがないという。一方舞菜も、ファンレターをもらったことがなかった。そこでメンバーがライブMCでおねだりをすることをすすめられる。

　そしてとうとうライブの日。空音が、舞菜に何が欲しいかを投げかけ、「ファンレターが欲しい」と答えようとした瞬間、嫌な予感が走る。

「もしえりぴよが舞菜にファンレターを書いたらどうなるか」

　熱狂的なファンであるえりぴよ。「巻物」や、「現金に手紙をしたためる」などの行為に出る可能性もある。どうすれば、騒動が起こることなく自分の願望が叶うか。逡巡したのちに「短冊が欲しい」と告げる。

　この期待に応え、短冊を書きまくるえりぴよ。最終的に縦に立つ程の分厚さになった。これがファンレターとして舞菜に届き、さらにお返しをもらうことに。だがスタッフさんがその短冊をばらまいてしまう。このふたりなりの往復書簡は無事に遂行されたのだろうか？
（文＝三澤凛）