アニメ『織田シナモン信長』三津秀人の声に違和感…それ以外はいまのところ完璧な第2話

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TVアニメ「織田シナモン信長」公式サイトより

 今期のモフモフ枠の中でも異彩を放つ『織田シナモン信長』。今週もおっさんがワンコかわいい。癒しだ。

 ただ一つ不満があるとすれば、三津秀人!!! 役はすごく好きなんですが、声が…‥。 元宝塚の男役の方が最近声優もやられているようで、今期けっこう大きな役で色々なアニメに出ているようなのだが、この秀人って成人男性のキャラクターだからさすがに女性がやるには厳しいだろ……。しゃべればしゃべるほどに違和感しかなく、周りのお犬様たちが豪華キャストだからこそ浮いてしまう。
 
 役柄的にも信長の命を奪ったとされる光秀に瓜二つという重要なキャラクターゆえにしょっちゅう出てくるし、このミスキャストは痛い。昨今では少年キャラですら男性声優が演じているというのに。声だけで判断されるので、元男役だったとしてもさすがに無理がある。

 そんな秀人になぜか初対面から溺愛されるシナモン信長。周りの転生犬仲間たちからもBLか? 衆道か? と言われるほどに愛を注がれ飼い主市子もイケメンさから好意を持ってしまったようで、今後もかなりちょくちょく出てくることが決定してしまった。声がこのままだとあんまり出てきてほしくない。それになぜ肩にリスを載せているのだろうか??

 犬として現代の世に転生してきたことから、もう戦とは縁のない生活を送っている信長をはじめとする面々。だがやはり過去の記憶があるからか、信玄ことラッキーちゃんと謙信ことジュリアンちゃんは、川中嶋さんのお宅の前にいくと立ち止まってにらみ合いを始めてしまう。そういった意識からくる行動はあるようだ。過去のことが黒歴史になったり、思ってもみなかった方向に捕らえられていたりと日本の歴史に欠かせない人物たちなので、エピソードには事欠かない。

 今回は新キャラ市子の友人のともちゃんが登場。結構ずけずけとモノをいう子で、シナモンを初対面からバカ犬呼ばわりしたり、肉球の匂いが臭いなど、あんまり飼い主からしたら言われたらイラっときそうなことをいう印象。しかし、犬の扱いは心得ているようで、シナモン信長が怒りそうなときには顔をモミモミして機嫌を取ったりとあっという間に仲良くなってしまう。

 彼女はアイドルのライブにいったり、剣擬人化ゲームに市子を巻き込もうとしたりとそこそこのオタクっぷりを発揮する。市子の周りって結構やばめな人が集まっている気がするが、まだ出ていないだけで市子もそうなのだろうか。とにかくキャラが増えれば増えるほど、信長の周りは騒がしくなっていく。

 秀人の声以外はマジで安心して観れる癒しアニメなのでもったいなさすぎる。毎回エンディングと予告の実写パートも充実している。アイドル声優系が本編後に出てくるとイラっとするのに、おじさんたちが犬と戯れてると和むというこの差は何なのか。来週は誰が出てくるのか。
(文-三澤凛)

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