『異種族レビュアーズ』3つのバージョンはどう違う？　放送コードギリギリへの配慮がすごい！

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　これは放送コードへの挑戦か。ニコニコ静画内の「ドラドラしゃーぷ#」で連載中の『異種族レビュアーズ』（原作：天原、作画：masha）のテレビアニメ放送がスタートした。

　この作品は次々と奇想天外なアイデアを紡ぎ出すことで知られている天原のアイデアから始まった人気作。様々な異種族が共存するファンタジー世界で主人公たちがエルフや妖精、獣人などが働く風俗店でサービスを受けてクロスレビューで評価するという物語である。

　毎度、アンデッドやらケンタウロスに単眼娘など様々な種族の風俗店が登場し、エッチな行為で満足することもあれば、大変な目に遭うことも。

　この作品はかなりギリギリのところを描いてはいるが、決してエロマンガではない。あくまで少年誌的なお色気描写に踏みとどまりつつ、テーマにしているのが風俗店という特異な作品である。

　こんな作品をアニメ化するにあたって、製作サイドもかなりの「配慮」をしている様子。というのも、地上波で放送される「通常 ver.」のほかに、AT-Xでは「無修正 ver.」を放送。niconicoなど一部の配信サイトでは「裏オプ ver.」が配信されることも告知されている。

　第1話が放送されるやいなや、こんなアニメが放送されていいのかとネットが騒然となったが、作者の天原によれば「とりあえず１話が内容としては一番ライトなジャブ的内容なのは間違いない」とのこと。今後の展開にも期待できる。

　けっこうなお色気作品だけに、地上波での放送時間を最速でも午前1時30分からにするなど気を遣いまくっている作品。これは、深夜のお色気番組として楽しめるのか。
（文＝大居 候）