エロくてそこそこグロい! まさかの劇場進出『巨蟲列島』がおもしろい件

■さすがチャンピオン! エロとグロ描写はそこそこ

 マンガ「巨蟲列島」は秋田書店のチャンピオンREDコミックスレーベルから発行されています。チャンピオンREDコミックスは、かつてはその濃さと過激さから、「秋田書店の赤い核実験場」といわれた月刊誌「チャンピオンRED」の流れを組んだレーベルです。

 さすがというべきか、原作「巨蟲列島」では、生徒たちが捕食されるシーンなどでは、かなりエグいシーンが登場します。劇場版はPG12とあって、原作よりはマイルドとなっていますが、かなり頑張ってエグいシーンも描写しています。
(現在は青年誌ですが、かつてはチャンピオンREDが「少年誌」と自称していたことは、「まぁ、REDだし……」ということで無視します)

 リョナラーの皆さんの琴線をくすぐるシーンもあることでしょう。また、作品内容的にキャラたちが泣き叫ぶシーンが多いのですが、出演声優はM・A・O、立花里香、たかはし智秋と人気女性声優がそろっています。人気声優たちの「いやぁぁぁぁ!」は、なかなかそそられるものがありますよね。

 また、男性読者の皆様、喜んでください! この作品はパンツ&乳首を解禁しています!! また、軽いレズシーンもあったりと、なかなかエロ描写も攻めたものがあります。特に一度はジガバチに連れ去られ、針で刺され、卵を植えつられそうになったり、身体の自由が利かないところを不良に襲われそうになる委員長キャラの成瀬千歳(主人公・睦美の親友ポジション)は、本作品のPVでもフィーチャーされている通り、際どいシーンが多め。

 描写自体もエロいのですが、「真面目な委員長がDQNに襲われる」「リョナ系エロゲーでよくある、生物に卵を植え付けられそうに」というシチュエーションがたまりません。

 鼻息荒くエロ&グロばかり紹介しましたが、本作は中ボスを退けたぐらいのところで終わっており、救助の目も全く見えていませんし、なぜ蟲たちが巨大化しているのか、住居や病院といった建物はあるのになぜ島民の姿が見えないのか、といった謎の解明部分にはまだまだ至っていません。

 また、原作から登場キャラクターをだいぶ絞っているのですが、なかなかエロいキャラも、いい死に際を見せてくれるキャラも、原作最新話(『大巨蟲列島』と改題し、現在も連載中)でまだ生き残っているお嬢様キャラといった、重要キャラも劇場版には未登場です。

 こういったキャラたちがいつかどこかで登場することはあるのか、あるとしたらどういった形態なのか。そもそも、単行本の同梱OVAから、TVアニメ化を挟まず、劇場進出という展開は珍しいパターンだと思いますが、この作品が今度どう展開するのか? といった見方も楽しめるでしょう。

 個人的にはPG12を15へ引き上げ、エロ&グロに力を入れられていただきたいと切望しているところですが……。今後の展開も含めて、期待したい作品です。
(文・馬場ゆうすけ)

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