NHKアニメ『ブレーカーズ』パラアスリートは可能性の宝庫! パラスポーツの普及の一端を担えるか?第1話

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ブレーカーズ | NHKアニメワールドより

 人間には様々な条件の下で己の可能性を解放する力がある。 限界という名の壁を壊し突き進む者…。それがパラアスリート。異端のスポーツ科学者・成田錬と出会った少年少女たちが成田からヒントを得て パラアスリートとして“可能性の扉”を開き成長していくストーリー『ブレーカーズ』。「車いすバスケットボール編」・「パラ陸上・走り高跳び編」・「ゴールボール編」・「パラ水泳編」の全4シリーズ。「車いすバスケットボール編」第1話がオンエアされた。

 2020年は東京オリンピック・パラリンピック開催ということでいつも以上に賑わっているが、体感としてもやはりパラリンピックへの盛り上がりが少ない印象。しかしパラスポーツに触れる機会がない子供たちに、その魅力と可能性を示すのは必要だ。だからこそ、天才てれびくん枠内のアニメで『ブレーカーズ』がオンエアされるのは、とても意味がある。

 主人公は海という男の子。彼が車いすバスケットボールで得点に一役買う彼の姿から物語はスタートする。
 
 しかしそこから場所は舞台は「筋肉研究所」へと移り、マッチョな兄弟が筋肉自慢をするシーンへ……。どうやらこの暑苦しい兄妹には末に練という弟がおり彼はこのマッチョ兄弟とは似ても似つかない運動音痴だというのだ。

 しかし彼は筋肉には愛されなかったが研究の腕は超一流、自分ではない誰かの潜在能力を見出しサポートすることに長けていたのだ。彼はサポートAIのタマを相棒とし、パラアスリートとして世界に羽ばたきそうな人物を探していた。

 そこで見出されたのが海だった。海は両足に義足をつけている少年だ。パラアスリートは可能性の宝庫というのが練の持論で、データの中から見つけた海に可能性を感じてコンタクトを取った。
 
 海には駿という兄がおり、バスケットボールの選手として弟のあこがれの的だった。兄のようにシュートを打ってみたいという気持ちが募るが、自分の足ではそれがかなわないということも分かっている。

 そこに現れた練が「君の居場所はそこじゃない」と突然海に突きつけ。彼の体をつぶさに観察。そして彼に車いすバスケットボールという競技があることを教えてやる。

 たまたま駿のバスケを見に来た会場で車いすバスケットボールの練習がはじまったので、海もそこに混ぜてもらうことに。
 
 専用の車いすは軽くて小回りが利きすぎて上手に操作ができない。ボールをシュートしてもゴールボードにすら当たらない。だが、兄と同じ普通のバスケではなくこの車いすバスケでしかできない活躍が、海にはできると錬は太鼓判を押す。車体がぶつかり合い、転倒することも多々ある車いすバスケ。海はこの競技をやってみることに決める。

 私たちにもまだまだ馴染みがないが興味深いパラスポーツの世界を知る丁度いいチャンスだ。楽しみながらこのアニメを通して知っていきたい。
(文=三澤凛)

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