冬も気を抜いてはいけない。ちゃんと体臭には気をつけてコミケ参加しよう【コミケ97あれこれ】

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　やっぱりコミケと匂いは切り離せない関係なのか。冬コミもやっぱり人混みの中で様々な匂いが錯綜する空間であった。

　暑さ対策が求められる夏コミに対して、冬コミは幾分か楽である。暑すぎて熱中症で倒れる人は多いけれども、寒すぎて凍死するような参加者はまずいないはずなのだから。

　しかし考えてみると、冬コミにはより万全の対策が求められる。一般参加者であれば待機列で長時間の待機。そうでなくても常に寒さには晒される。だから、厚着をしてカイロを持つといった耐寒装備は欠かせない。でも、ここで問題なのはひとたび会場内に足を踏み入れると暑いことである。

　前回から、会場が狭くなったこともあるのだろうが、冬コミはなんか暑かった。おまけに、妙な臭いが漂っている。気づいた人もいるかも知れないが、西館で特に感じたのが肉が生焼けしているような匂い。肉の脂が固まったりしてた時にも生じる匂い。

　なにかなと思ったのだけれど、会場内の食べ物を売っている店や参加者の持ち込んだ食べ物などが一緒くたになって妙な臭いになっているような気がする。そこに参加者の匂いが絡むことで、なんだか鼻につく嫌な匂いになっているのだ。

　これに加えて、冬だからと自分の匂いに気を使わない人は多いもの。すでに冬物を1カ月以上着ている人が多いと思うのだが、コートや上着類も適度のブラシとかしておかないと、こびりついた汗や垢で酷い匂いになるもの。行列内からはそんな匂いを放っている参加者もけっこういた。

　夏コミではネットの集合知で暑さや匂い対策の意識はアップしているのだが、冬はまだそんな意識を持っている人は少ない様子。冬もちゃんと匂いには気を遣ってほしいものだ。
（文＝コミケ取材班）