コスプレだけ、なんでこんなことになっているんだ……。
東京五輪のせいで会場が狭くなったコミックマーケット。そうした中で2019年冬コミから大きく変化したのがコスプレ参加者である。
今回より、東京ビッグサイトに隣接するTFTホールにも更衣室が準備されたのである。
数年前からコミケでは、コスプレ参加者の事前入場も可能になり、より華やかなレイヤーや、ネタ系コスを楽しむ人も増えている。そうした中での今回の対応。より多くのコスプレが楽しめるかと思えば……そうでもなかった。
事前入場の制度を設け、更衣室を増やしてもなお、それ以上のコスプレ参加者がコミケには押し寄せたのである。
そのためか、TFT会場の更衣室方面には昼近くになっても待機列が解消されないままに残ったりする結果に。よっぽど着替えに時間がかかるためだろうか、コスプレエリアに足を運んでも午前中にはまだコスプレイヤーよりも撮影したい人のほうが多いという状況が見られたのである。
防災公園なども含めてコスプレエリアが広くなったことで、一般の参加者の疲労度も高くなっているのは確か。かつては一通り買い物をしてから「じゃあ、コスプレイヤーさんでも撮影していこうか」と気軽にコスプレエリアを訪れることができた。でも今やコスプレエリアも庭園に屋上に、防災公園と広い。
夏は防災公園にたどり着いたはいいけれども。陽に焼かれてほうほうのていになっている参加者が多数。今回は、ようやく到着はしたはいいけど、寒さに凍えている参加者も。
実際にコスプレを楽しんでいる時間よりも列に並んで着替えている時間のほうが長そうコスプレ。それでもにこやかに微笑んでいるレイヤーさんは根性が違うなと改めて実感する。
(文=コミケ取材班)
更衣室の行列が長い……さらに広くなったコミケのコスプレ広場は寒かった【コミケ97あれこれ】のページです。おたぽるは、イベント情報・レポ、アニメ、コミックマーケット、コミケ、C97、コミケ97の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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