小雨ごときで心は折れない。あらためて見えたコミケ参加者の胆力【コミケ97あれこれ】

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コミックマーケット97。

 コミケの時は絶対に晴れる。かつては、そんな迷信がまかり通っていた時代もあった。けれども、時代は変わり、参加者も増える中でさすがにそんな迷信は通用しなくなった。時には雨も降れば雪も降る。2003年夏のコミックマーケット64では、真夏なのに全日が雨で寒さに震える……なんてこともあった。

 しかし、そんな天候でも本のためコスプレのため。必死で会場を目指すのがコミケというもの。あらゆる参加者がたとえゾンビが街にあふれていても構わずコミケに向かうに違いない意志の強さである。

 さて、2019年冬のコミケもあまり天気には恵まれなかった。3日目は寒くはないが小雨がちらついているイヤな天気が朝から続いた。

 しかし、ここで参加者は意志の強さを見せた。多くの人は雨など気にすることなく待機列に並び、目当ての本を求める行列に並んでいたのだ。

 待機列の中では傘のつゆ先が危険であるため、傘を差さないのが正しい。よく知る参加者であれば、雨合羽を用意していただろう。しかし、こうした天候では戦利品が雨に濡れてしまうのではということも気になる。

 そうした葛藤があっただろうが、多くの参加者は行列の中では傘をさしていなかった。これこそ、全員が参加者というコミケの理念がきちんと行き渡っている結果ではあるまいか。

 ちなみに小雨程度は気にならないという参加者根性がもっとも見えていたのは、コスプレ広場。こちらはレイヤーも衣装が濡れるのを気にせず。カメラマンもカメラが濡れるのは気にせず(拭いていたけど)必死に写真を撮影していた。

 もはや雨ごときは気にならない。それが参加者の強さなのか。
(文=コミケ取材班)

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