“生涯ドルヲタ”ライターの「アイドル深夜徘徊」vol.44

オリンピックイヤーにアイドル界はどう変わる? 2020年アイドル界大予想 注目はBEYOOOOONDSと豆柴の大群

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 2020年が明けた。

 昨年は、アイドル界にとって残念なニュースが多かったが、今年は一体どんなことが起こるだろうか。年末年始話題になった出来事とともに、独断と偏見も交えながら予想してみたい。

■変わっていく事務所との関係

 この年末年始、今後の芸能界を見ていく上で、かなり大きな出来事が起こった。それは、元SMAPで、現在は「新しい地図」として活動している、稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾の3人が、相次いで地上波のメジャーな番組に出演したことだ。

 言うまでもなく、彼らはジャニーズ事務所を退所して以来、主だった地上波の番組から姿を消していた。それが、SMAP解散から3年を経て、ようやくテレビ界に戻ってきたというわけだ。この背景には、昨年、公正取引委員会が、「事務所を辞めたタレントの活動を制限するようなことがあれば、独占禁止法に触れる恐れがある」というコメントを出したこともあるだろう。

 では、これがアイドル界にどのような影響を及ぼすのか。やはり、多くのアイドルが、よりよい条件を求めて、独立したり、別の事務所に移ったりということが活発化するのではないかと思われる。そんな状況がどこまで影響していたかはわからないが、1月1日に、グラビア界で10年以上一線で活動してきた浜田翔子が、17年間所属したアヴィラを退所したと発表した。

 彼女は今後、YouTuberとしての活動をメインに行うとのことだが、今の時代は、事務所に所属していなくても、活動できる土壌はできている。特に、アイドルとなると、自分のアピールはSNSを通し毎日でもできるし、そこで注目されれば、メディアからの誘いも出てくることだろう。そのようなことを考えても、今年は、独立・移籍といったことが多くなる一年になるのではないかと思われる。

 なお、個人的な希望を追加するならば、事務所を辞めた後、さまざまな事情で活動を制限されているアイドルやタレントがいれば、少しでも早く一線で活躍できるように、状況が改善されていくことをお願いしたいところだ。

■昨年に引き続いての「アイドルと結婚」問題

 さて、もう一つ衝撃的だったのは、昨年解散した「BILLIE IDLE」のメンバーで、バラエティなどでも活躍中のファーストサマーウイカが、実は2015年に結婚していたと発表したことだった。

 彼女自身は、発表後のツイートで、「BILLIE IDLEは、アイドルではなく、アーティストだった」と説明しているが、実際の活動はアイドル的なものであり、ショックを受けたファンも少なからずいたと思う。

 彼女は、昨年からテレビなどの出演も増え、注目を集めてきた。自身のコメントにもあるように、どこかのメディアで報じられる前に、自身の口から発表しようと考えたのだろう。プライベートなことはあえて公表しないという考えもあったのだろうが、昨年、でんぱ組inc.の古川未鈴が、結婚後もアイドルを続けると発表し、ファンに祝福されていたことも、後押しした一因であるかもしれない。

 もちろん、今はBILLIE IDLEも解散し、ファーストサマーウイカも「アイドル」というくくりではないのかもしれない。しかし、2015年に結婚して4年以上その秘密は守られてきたのだ。この報に接したとき、多くのアイドルファンが思ったのは、「他にも結婚しているアイドルいるんじゃないの?」という不安であろう。

 考えてみれば、これだけSNSが発達し、いろんなところで「芸能人を見た」という情報が発信されている中で、結婚を隠して4年間も活動できたというのはすごいことである。この4年間が、まさにアイドルと結婚を取り巻く状況が変わっていった時期であることを如実に表す出来事といえるだろう。

 今までは、アイドルに対し、「本当に彼氏はいないの?」というのが注目点であったが、もしかしたら今年は、「本当に結婚していないの?」というような見方をされるようになるかもしれない。

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