「変な顔の形をしたキャラは描かない」 電子書籍のフキダシ拡大機能で思わぬものが拡大されてしまう……

 最近の電子書籍には、漫画を読みやすくする“フキダシ拡大表示”という機能が。しかし漫画家・山本真太朗氏の作品で、この機能による思わぬ悲劇が起きてしまったようだ。

 山本は以前「月刊少年チャンピオン」で、『栄冠はオレに輝け!!』(秋田書店)という野球漫画を連載していた作家。現在はWEB漫画サイト「マンガボックス」で『栄冠はオレに輝け!! ワイルドカード』(秋田書店)を連載しており、両作を含めたいくつかの作品が電子書籍化されている。

 自分の作品を電子書籍でチェックした山本は、「自分の漫画(電子)を読みました。“フキダシ拡大表示”を初めて知りました。大変素晴らしい機能だと思いました」と4枚の画像つきでツイート。1枚目と2枚目の画像はフキダシが拡大される前後を比較したもので、「オレはもう野球はやらねェんだ」というセリフが読みやすくなっていた。

 3枚目の画像はセリフのないページだったのだが、4枚目ではなぜかそのページにいるキャラクターの顔がコマからはみ出すほど拡大された状態に。山本は同じツイートで、「あと、今後は変な顔の形をしたキャラは描かないようにしようと思いました」と反省している。

 拡大された顔は楕円形に近い形で、輪郭だけ見れば確かにフキダシのよう。手違いでフキダシだと抽出されてしまったようでが、これにはネット上から「さすがに爆笑してしまった」「文字じゃなくて形で認識してるんだwww」「4枚目反則でしょ」と爆笑の声が続出した。

“フキダシ拡大表示”自体は、「スマホ画面だと文字が小さいから便利」「老眼にとっては超助かる」と好評の機能。ほかの作品でも思わぬものが拡大されているかも?

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