『きのう何食べた？　正月スペシャル2020』最後にまさかのキスシーンが！？胸キュンストーリー３本立てで悶絶！！

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　個人的にはジルベールみたいに、何をしても絶対に嫌われない存在である小日向さんみたいな存在が稀有すぎるから、試したくなっちゃう気持ちもわからないでもない。ケンジとシロさんも長年一緒にいる間に正解に行きついた感じなのも分かるから、一長一短じゃうまくいかないものだ。

　そしてここから、ジルベールクッキング！　お前料理するのか……！　という感じだが、案外手際よく小日向さんが別の料理に用意していた出汁や高級豆腐、さらにはシロさんが砂抜きしてくれたアサリなどを使ってキムチチゲを作成。大雑把ながらも滅茶苦茶美味しそうなのが完成していた。使ってる具材も調理しているキッチンも高級そうすぎて再現できそうでできなそうな部分も多いが、自分の満足いく料理ができて大満足。
　
　恐る恐る帰ってきた小日向さんは、ジルベールが作るだけ作って荒らした台所にも、仕込んでおいたものを勝手に使われても怒ることなく、ただジルベールが自分の分も作ってくれたことに感動。

　その後迷惑をかけたシロさんたちに電話をかけると、彼の底知れぬジルベールの愛情の伝わってくる台詞「ワタルくんの全てのわがままを自分にぶつけてほしいし、それを受け止めたい」という言葉にシロさんはケンジでよかった、と改めて思うというそれぞれのカップルのラブラブっぷりを見せつけられる結果に。
　
　2章の見どころはこの二組のラブラブっぷりもだけど、小日向さんがタンクトップ×エプロンで調理している姿だろうか。カメラ目線でたっぷりしたしゃべり方で料理する姿が、ちょっとキモいけどつい見てしまうという絶妙さがあった。

≪第３章≫

５月。忙しい史朗に代わり料理や家事をしていた賢二だったが、１週間で予想以上に浪費したことが発覚。さすがに買い物を工夫しなければと反省する。三宅レイコ（奥貫薫）からチラシアプリに登録するといいとのアドバイスもあり、賢二は次第に予算が抑えられるようになっていく。だが史朗とのすれ違い生活も３週間が経過。ひとりの食卓、食べてもらえない夕食の食器――賢二は寂しさで押しつぶされそうになっていた。

　そして3章は仕事に忙殺されるシロさんと、それを支えるケンジというこのカップルの試練の数週間の話。

　一緒に夕飯を取れないことがストレスになっていく二人の姿がたまらない。シロさんの代わりに料理を含む一切の家事を頑張るケンジの奮闘ぶりと徹底的ヒロイン感がたまらないよ！
　
　いじらしく食費を抑えようと遠くまで行ったり、シロさんのYシャツにせっせとアイロンかける姿がたまらない。だけどさすがに全く会えないストレスや、慣れない家事にストレスが溜まっていくケンジが、好きなものを好きなように作り、それを発散させていく。
　
　好きなものを好きなだけ何も気にせず作るのは、すっきりするものだ。しかし、ケンジがそれを食べようとした瞬間にシロさんが帰ってきて、結局シロさんと一緒にごはんを食べるという念願がかなってストレス解消となった。

　シロさん自身もケンジと一緒に食卓を囲むことができないこと、料理を作ることができないことがストレスになってるっていうね。もうなんだよこのラブラブっぷり！

　そして最後に、未遂で終わったがキスシーンがあって、もう本当にありがとうございましたとしか言いようがない。この二人が想いあっていることは画伝わってきて、直接的なラブシーンがなくても大満足ではあるが、そういったシーンがあるとやっぱりキャー！！ っとなってしまう。

　やっぱり『きのう何食べた？』は最高だ。再度連ドラとして戻ってきてほしいけれども、それでストーリーのストックが尽きるのもさみしいし、季節の節目節目にひょこっと戻ってきてくれる手法でもいい。とにかく末永くこの二人の食卓を覗かせていただきたい。末永く！！
（文=三澤凛）

 
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