『スター・ウォーズ』も初心者にはハードルが高い……2020年お正月映画が不作過ぎる

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 もうネット配信に敗北してるのか。年末年始に公開される映画のラインナップが、例年にない不作だと業界内では悲痛の声が挙がっている。

 例年、年末年始の時期には超大作が公開されて映画館に多くの人が出掛けるのが風物詩。しかし、今年のお正月映画はどこかパンチにかけている。

 超大作として推されているのは、まず『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』だ。2015年から始まった新たな三部作の最終章となる作品であるが、新たな客層を掴むことに成功していないのが正直なところ。やっぱり、これまでの8作品を見ておかないと、ストーリーが理解できないというのは極めてハードルが高いようだ。

 同じくディズニー映画でいえば、『アナと雪の女王2』も公開され、すでに興行収入80億円を突破したが、こちらも社会現象になった前作のような動きは起こっておらず、盛り上がりに欠ける。いっそ、王国の跡目をめぐって姉妹骨肉の争いが……みたいな話にしたほうが盛り上がったんじゃないだろうか。

 そのほか、これはという作品はなにもない。『ジュマンジ』シリーズの最新作である『ジュマンジ/ネクスト・レベル』もいまいち話題になっていない。実在した殺人鬼を描く実録モノである『テッド・バンディ』なんて、わざわざ年始早々に観たい作品ではないだろう。

 では、邦画はというと、こちらもやっぱり悲惨だ。とりわけ『男はつらいよ お帰り 寅さん』は期待の新作なのだが、満男がイズミと結婚していないとか、今までの作品で描かれた波瀾万丈はなんだったのか……。それだけで映画館から足が遠ざかりそう。だいたい、なんで主題歌が桑田佳祐なのかとか、ツッコミどころが満載である。

 これら悲惨なラインナップは、もはや映像業界がリソースを配信へと持って行かれていることの表象なのか。もう寝正月を決め込みたいところだ。

(文=大居 候)

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