「なんじゃコリャ??」はロマンの味 珍級グルメマニア 128杯目

バシイタに「スイラムオ」の「シースー」食いにいーこーか!

<世の中には、思わず「ナニこれ!?!?」と叫びそうになる変な料理がある。そんな珍級グルメを求めて食べ歩く実食アドベンチャ!?!? その128杯目は???>

まいうーなメーグルがぱいいつなしーめ処


■酢飯と意外に相性がいい、みんな大好きたまご料理


 正月早々、メンチだオムライスだ中華おこげだって書いたけど、日本人ならめでたい正月はやっぱり寿司だよねー。業界風に言うとシースーか(笑)。

「シースーを食ゥ~い~に行~こうよ」ってなわけでやってきたのは、板橋区中板橋駅。ここにちょっと珍なシースーがあるというのだ。

 商店街を歩いて見つけたその店は、寿司屋ではなく小洒落た雰囲気のレストラン。店内に入ると、ファミレス並みに広くて驚いた!!

 それよりも、肝心なのはシースーの方。名物料理のそいつを注文すると、しばらくして目の前に着皿したメニューがコレだった。

ワン

ツー


スリー



 ワッツディス⁉︎ ちらし寿司の上にオムレツが乗っちゃってますが……。洋食オンザ和食ってか(草加せんべいおこげから引用笑)。

 でもまあ、握り寿司にもたまごはあるし、ケチャップだってちょっと酸っぱい。酢飯との相性は実はいいのかもしれないと、オムレツの端っこを箸でつまんでみると、下から出てきたヤツにまた驚いた。



 黒っ‼︎

 イカスミなのか黒酢なのか、シャリが結構な茶色に染まっている。そこに海老のオレンジ色とオムレツの黄色がバエるバエる。

 肝心なお味はどうなのか? 黒いちらし寿司をひと口食べてみると……爽やかなお酢の香りと甘み、そしてレンコンのシャキシャキ感が伝わってくる。生臭さがないってことは、イカスミではないってこと。後から聞いたら、赤酢を使っているとのことだった。



 もちろん、オムレツや具材との相性もバッチリ。ふんわりまろやかなオムレツと、さっぱりしつつもほんのり甘い酢飯、それに具材の旨味が追加され、まさにお正月の味!

 実はこの料理、シェフがアイディアを絞って開発した店オリジナル。赤酢もただ混ぜるだけでなく、炒めているらしい。ご飯をお酢で炒めるって、調理中にむせたりしないのか、ちょっと気になってしまうのだった。



 そして、テーブルにはこんなメニューも置かれていて、シェフのアイディアが詰まったレストランということが伺える。石ちゃんだけじゃなく、マツコも純ちゃんも食べたらしい。


 さらにもっと気になったのはこのナポリタン。


 ウ~ン、スパイシィで温玉で、ウインナにご飯って、どんなナポリタンなのか、妄想だけが先走る。中板橋、侮れない街。

 シースーのオムライス、うもうございました。

珍メニューの店とは思えない立派な店構え


東京・中板橋 キッチン亀「シースーのオムライス」960円

(写真・文=よしよし)

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