<世の中には、思わず「ナニこれ!?!?」と叫びそうになる変な料理がある。そんな珍級グルメを求めて食べ歩く実食アドベンチャ!?!? その126杯目は???>
■ケチャップで書かれた神からのお告げ⁉︎
新年明けましておめでとうございます。
日刊サイゾーからの読者様も、昨年、おたぽるに移転してからの読者様も、ヘンなマニアックな食い物のコーナーをボチボチと読んでいただきまして、ありがとうございます。令和2年もヘンで珍なグルメルポを続けていきますので、よろしくお願いいたします。
令和二年、元旦の珍級グルメは、今年も読者の皆様とのご縁を、そして、読者の皆様のご多幸を祈願しましてコレを選びました。
《福》
そう、アキバあたりではハートマークが、京都・清水寺の門前町ではきっと「令」の文字が書かれているであろうオムライスに、ケチャップで書かれたのは「福」の文字。
「オムライスに字が書いてあるだけじゃん」
そう思ったでしょ? ま、そうなんだけど、皿の隣で広げた手の大きさと比べてみて! でかくない⁉︎ このおっきな「福」オムライスを食べながら願掛けすれば、きっと今年も良き一年になること間違いなしだ(筆者調べ)。
なぜかというと筆者の場合、たまたま訪れたこの店で出されたオムライスの大きさとこの文字に驚き、某ライブチケットの当選祈願をしながらオムライスを食べた後日、マジでプラチナチケットに当選したのだ。
そしてさらに、隣に並んだ丸くて茶色いメニュー、コレはいったい?
でっかいオムライスと同じくらい大きいのは、同店名物のメンチカツ‼︎ 大きすぎて、キャベツの千切りが添え物じゃなくて、「敷物」になっちゃってる。
厚さはそれほどではないものの、そのおかげで衣の端っこはカリッカリ、もちろん真ん中のひき肉は肉汁たっぷりでジュワ~っ……。アッツアツの巨大メンチは、レモンサワーがぴったりだ(笑)。
メンチのひき肉だけでなく、オムライスの具にも大きな鶏肉が入っていて、どっちか一皿だけでも満足なのに、両方食べればダブルで福が舞い込む欲張りメニューだ。
ちなみに、チケット当選のお礼参りに行った時のオムライスはコレだった。
100年以上前に発見された森羅万象の謎を解く数式がオムライスに! つまり、「エネルギーは巨大オムライスで摂取せよ」という意味に違いない(筆者調べ再)。
しかし、果たしてこのオムライスを作るシェフは何を考えて書いているのか?
食べながらシェフの様子を観察してみると、オムライスがほぼ完成し、ケチャップをかける時点でオーダーの入った席をチラと覗くシェフ。すると、客が何を求め、何に迷い、何を願っているのかを瞬時に見抜き、ケチャップを手に取ると躊躇なく導く文字を生み出すのだった。きっとシェフは神に違いない。
ちなみに、「食べ◯グ」によると、神が過去に生み出したオムライスの文字は、「秋」や「夏」「令和」「LOVE」などの他に、「AKB48」なんてのまで多岐にわたる(笑)。きっと正月限定で、「大吉オムライス」も食べさせてくれるかもしれない。
五輪後の急激な景気後退とか、自動車業界再編とか、芸能界の令和ご祝儀婚終了とか言われている2020年、今年一年の願掛けと満腹祈願に福オムライスとデカメンチカツはいかが?
東京・大井町 ブルドッグ「オムライス」950円、「メンチカツ」870円
(写真・文=よしよし)
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