アニメ『星合の空』衝撃のラストとはこのこと…青春アニメから一転、急転直下の鬱アニメに！これは伝説化待ったなし！

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　廃部寸前の男子中学ソフトテニス部を舞台に、ソフトテニスを通した様々な想いを胸に抱く少年たちの青春ストーリーが描かれる赤根和樹原作・監督・脚本のオリジナルアニメ『星合の空』。第12話がオンエアされた。

新城家では涼真を前にして、母がある決断を下していた。一方、会場では凜太朗も…。
試合では、眞己と柊真が、“絶対王者“のペアに挑んでいた。さすがの王者が持つ圧倒的な強さに、応援席では諦めムードが漂う。しかし、夏南子の「まだ試合は始まったばかり」という言葉に叱咤され、メンバーは気持ちを持ち直す。大きな声援を背に、眞己と柊真は王者の領域に踏み込むことができるのか―…！？

　え？！終わりなの！？　最後のシーンを見てつい声が出てしまう衝撃の最終回！　これ2クールないと絶対ダメなやつ！！

　眞己と柊真の前に立ちはだかる五瀬兄弟という絶対王者ペア。まるで歯が立たないとはこういうことか、というくらいにあっという間に2ゲーム盗られてしまう。五瀬兄弟もさっさと終わりにするか、程度の気持ちで取り組んでいるほどに思われていたが、眞己は「焦ることはない」と柊真を鼓舞し、徐々に彼らのボールスピードになれてきたことから、直央たちが使っていた走り回り、前衛後衛がごちゃ混ぜになる戦法を試してみることにする。

　これに驚かされた五瀬兄弟は調子を崩し始めてしまう。そこから眞己たちの猛反撃が始まりなんと彼らをファイナルゲームに持ち込んでしまう。地区大会で五瀬兄弟にファイナルゲームをむかえさせる弱小校ということでギャラリーもかなり引き込まれる試合展開に。
　
　ソフトテニスを始めて3か月、観客すらも味方にして盛り上がるコートの中五瀬兄弟もやっと我に返り本気を出し始めてしまう。だが眞己たちは恐れるでも委縮するでもなく、この状況が面白いと笑いだしてしまう。だが、五瀬兄弟たちの本気にはやはり勝てず、ここで敗退。

　最後にはしっかりとあいさつをかわし、「面白い試合だった」と言われるほどの最高の試合が幕を閉じた。部員たちも駆け寄り涙まじりに眞己と柊真の検討をたたえ今後が益々楽しみになる男子ソフトテニス部だったが……。

　最高の部活描写はこのアニメの光の部分。ここからこの光の部分なんだったの！？　というくらいに闇の部分の猛攻撃が始まります。

　難敵との好勝負を終え気分が高揚した柊真。見に来るといっていた兄の姿が見えなかったために電話をかけてみると、なぜか母がその電話口に出る。母も機嫌がよかったようで、柊真の話にいつもとは打って変わって優しく答えてくれる。こんな感じでずっと話してみたかったんだな、というのがわかる柊真の嬉しそうな顔。これからはもっと話をしたいというようなことを口に出そうとしたその時、彼女の口から信じられない言葉が柊真に向けて発せられる。

「私も頑張ったの。やっと素直になることができた。離婚することにしたの。あなたはお父さんと二人で暮らすの。私は涼真と暮らす。ずっと嫌いだったの。私を苦しめるあなたのことが。さようなら」

　それだけを一方的に明るい声で彼に告げて電話は切れる。そこに兄が駆けつけたが……。こんな天国と地獄みたいな展開ひどすぎるよ……と思ったが、柊真の描写はそこで終わってしまう。

　いったい彼と母の間に何があったんだろう。ずっと不穏な感じがあったけれど、柊真についてってあんまり触れられてこなかった。彼の怒りっぽさとか、兄との関係などわからないことが多い。もっと知りたい。なのに柊真についてはここで終わってしまう。
　
　そしてW主人公である眞己が、気分よく家に駆けて帰る場面へ。前から何度が登場し、話題もあがっていたショウさんが家にいたが、その表情は暗くさらに割れたコップがそのまま放置され、封を切られた封筒が。
　
　この様子から眞己は父親がまた家にきたことを察知。そこから場面は移り、コンビニで300円の包丁を購入する彼の姿が。そして古びたマンションの一室の前で、購入した包丁を取り出し「あいつがいる限り俺たちは自由になれない。終わりにするんだ」とつぶやく眞己のアップで番組は終了。
　
　主人公二人がどん底に突き落とされて最終回が終わるっていう前代未聞すぎる終わり方！　これ2クール分ある感じじゃないの？！　え、2期いつ！？　ここで終わるってあり得なくない！？
　
　真夜中に変な声出たわ！　他にも気になる様子の部員たちもいるし2期やってくれないと安心できません！　本当、衝撃すぎ。続報を切にお待ちしています。みんな幸せになってほしいよ……。
（文=三澤凛）