ドラマ『ひとりキャンプで食って寝る』最終的に残ったのは七子の性格の悪さ…彼女には最後までモヤモヤさせられる

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「ひとりキャンプで食って寝る」より

 ひとりキャンプをテーマに、奇数話・偶数話で主人公が入れ替わる『ひとりキャンプで食って寝る』。第12話がオンエアされた。

 『ひとりキャンプで食って寝る』のもう一つの最終回。男女それぞれが主人公なのでどこかで交わったりするのかなと思っていたが、全く交わることはなくそれぞれで完結。

 ドラマスタートとともに始まった七子のキャンプライフ。趣味を見つけた大人は時間と財力を全力で注ぐという見本のようだった。

 ドブ釣りをテレビで見てやってみようとやってきたが、狙っていた鮎は全く取れない。一度取れた別の魚もリターンしてしまい収穫はゼロ。

 結局いつもの如く食べられそうな雑草を積んで、うどんを作成。このうどんも機械みたいなのでその場で作る。毎回新しい機器が導入されている気がする。ほんと、車ないとこのキャンプできないよなぁ。

 一話で一緒にキャンプをした友人宏美を「うなぎが食べれる」と誘いだし、さらに以前キノコの回で登場した久丸もやってきて、一緒にうなぎ釣りをすることに。いつの間に久丸とそんなに仲良くなったのか、というくらいにかなり親しくなっている二人。しかし一度釣れたはずのうなぎも久丸の不注意で野に放たれてしまう。さらにそのあとつれたドジョウもさばき方がわからないという理由で野に放ち、結局魚は釣れないまま……。

 しかし何かを取ってその場で調理が七子のキャンプスタイルなため、執念で完成させたのが「ヨモギバームクーヘン」。バームクーヘンって外でも作れるのか! 

 なんだかんだといいつつ3人で談笑しながら、七子のキャンプ風景は終わってしまう。次のシーンでは平日の仕事中の七子の姿。仕事先の人と電話をしながら移動のさなか、道端で見つけたのいちごを夢中でとってつまみ食いしつつ電話では、「私アウトドアとか全然わからないんで」と嘘ぶく。

 個人的にこの七子編を見て思うのは七子の性格の悪さ……。基本的に嫌なやつではないんだけど、端々に現れる七子の底意地の悪さというのが見て取れて、その度ににちょっともやッとした気持ちにさせられた。

 キャンプ地で取ったものを料理して、美味しくいただく姿は見ていても面白かった。しかし「ひとりキャンプで」というタイトルや、健人のキャンプと比べても、毎回七子は宏美に「おいでよ」と誘ったり、最終回でも久丸、宏美を召喚するなど、全くの他人には人見知りする部分は見られつつも、ひとりキャンプが好きというわけではなさそうな面もあった。これも、もやっとする一因だったかもしれない。

 兎にも角にも、この七子の回をもって『ひとりキャンプで食って寝る』は終了。やっぱり車だな。キャンプ道具を載せられるだけの車を持っていればキャンプは出来る。

 あとは基本的なキャンプスキルがあればきっとキャンプは出来る。やってみたい。まずは自動車免許だ。
(文=三澤凛)

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