「恋愛サーキュレーション」に秘められたシャオミの野望 もはや日本の家電メーカーは死んだも同然?

「恋愛サーキュレーション」に秘められたシャオミの野望 もはや日本の家電メーカーは死んだも同然?の画像1
Xiaomi公式サイトより

 確実に日本のメーカーを殺しに来ている。「使ったら情報を抜かれるんじゃないか」とか、半ば妄想の入った恐れを抱く人もいるが、ファーウェイ(Huawei)やシャオミ(Xiaomi)は、間違いなく低価格高性能。日本では発売される気配のないファーウェイのタブレットM6を購入したが(参照記事)、性能のよさに驚いている。なによりアリエクスプレスならば、Googleが使える状態で販売してくれるので、まったく問題なし。

 そんな中国勢が本気を見せる中で、いよいよ日本に上陸してきたのがシャオミ。このメーカー、完全に日本の家電を殺しにきているのは間違いない。

 そのスゴさはIoTをナチュラルに実現していること。日本でIoTというと、いまだ怪しげな雰囲気があるのだがシャオミはすでに実現していた。なにかといえば、あらゆる家電をスマホで制御したりすることができるようになっているのである。まだ日本では対応機器が公式には発売されていないが、アプリのダウンロードは可能なので、これを試して見ればよくわかる。あまねく家電が制御可能になっているのだ。なんだ、この未来は?

 そんなシャオミは今年スマホやバッテリー、スーツケースなどのラインナップで日本に上陸を果たした。でも、中国のシャオミの直営店である「Mishop」にいったことのある人ならご存じだろうが、シャオミの扱う品物は「無印良品か?」というくらいに幅広い。ボールペンとかザックまで展開しているのだ。

 これまでもシャオミの炊飯器は日本の技術者をスカウトして開発していることが報じられてきた。さらに、シャオミはデザイン性では優れたPHILIPSとも提携している。ようはチャイナマネーで優れたデザイン+技術という最強のラインナップを生み出しているのだ。

 そんなシャオミはビリビリ動画の公式チャンネルで決算発表を「恋愛サーキュレーション」の音楽にのって流すというネタをやって話題になっている。これは、もはや日本の家電業界は手中に収めたという余裕か。

 いまだ「中国製品って……」という日本人は多いが、炊飯器は1万円以下だし、ルンバみたいなのも3万円台。次第に浸透していくのは間違いなさそう。
(文=昼間 たかし)

「恋愛サーキュレーション」に秘められたシャオミの野望 もはや日本の家電メーカーは死んだも同然?のページです。おたぽるは、その他ホビーの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!