昨年の「アニメ産業レポート2018」によると、2017年のアニメ産業市場は、2兆1527億円をマーク。最も稼いだのは海外(海外での配信・上映・販売)で9948億、次いで商品化(5232億円)、そして3番目に「遊興」(アニメ作品を使用したパチンコ・パチスロ台の出荷高)となっています。
パチンコ・パチスロに嫌悪感を持つアニメファンもいるでしょうが、全体の約15%も稼いでくれているのですがから、見過ごすことはできません。有名なものだと『CR新世紀エヴァンゲリオン』シリーズ、また「バジリスクタイム」という言葉を生んだ『CRバジリスク~甲賀忍法帖~』などがありますが、「え、このアニメも!?」という台も数知れず存在しています。
といったわけで、今回は2019年に導入された台の中から、「え、このアニメ、パチンコ・パチスロになっていたの!?」という作品を紹介いたします。
そういえば、数年前にTVアニメ、実写版映画が公開されていた『寄生獣』。そちらの素材を利用しているのかと思わせておいて、原作マンガ準拠です。なぜ?
本稿は、このパチスロ『Re:ゼロ』を紹介したくて、作成したようなもの。2019年3月に導入後、破竹の勢いで売れまくり、2019年に発売された全パチンコ・パチスロ機で最も売れたそうです。
パチンコ・パチスロ業界では台の販売台数をまとめて紹介するような機構がないのですが、それでも推定8~9万台ぐらいは売れたようです。
売れたものですから、販促物もたくさん制作されました。普通にアニメファンでも欲しいなと、思えるものがありますよ。ヒロインのエミリア、ラム、レムあたりのパネルなどもたくさんのバージョンが用意されましたし。
最近のパチスロは1台30~40万円、中には50万円以上もするようなものもあるそうですから、『Re:ゼロ』も大層、利益を上げたことでしょう。今秋には劇場版を公開、来年にはTVアニメ第2期も放送を控えています。パチマネーで資金はあるでしょうから、高クオリティーに期待できそうです。
サンリオの人気コンテンツがいつの間にやら、パチンコに。サンリオとパチンコなんて、食い合わせが、最も悪そうですが……。導入直後は、かなりのパチンコ店に導入されたようですが、ブームとまではいかなかったようです。
2016年に放送されたオリジナルアニメ『ハイスクール・フリート』も、今年パチンコ化されました。パチンコ台としてそこそこ評価が高いらしく、8月下旬以来、導入実績なども高いようです。こちらも『Re:ゼロ』と同様に2020年の劇場版公開が控えています。
設定や参加しているクリエーターの名前を見ていると、アニメ本編はかなり勿体ない、惜しいと思える作品でした。それだけに、資金を得た劇場版『はいふり』には期待大です。
パチスロ『Re:ゼロ』は大ヒット! 2019年は意外なアニメもパチスロ化していたのページです。おたぽるは、その他、ホビー、あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。、ガラスの仮面、パチンコ、寄生獣、亜人、SHOW BY ROCK!!、オーバーロード、パチスロ、Re:ゼロから始める異世界生活、ハイスクール・フリートの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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