■『BLACK FOX』
『プリンセス・プリンシパル』などを手がけてきたStudio 3Hzのオリジナルアニメ。監督は『ジョーカー・ゲーム』の野村和也氏、『天体のメソッド』のハヤシナオキ氏が脚本、『ガリレイドンナ』や『アルドノア・ゼロ』の斎藤敦史氏がキャラクターデザイン。
10月5日に公開がはじまり、上映館数は20館程度、興行収入ランキングに入ることもなく公開を終えてしまいましたが、この作品はその数字をもってして、しょんぼりな作品だったと言えない作品です。
近未来の都市を舞台に、SFアクションと女性忍者が入り乱れる痛快アクションといった作品で、日本国内での興行収入などよりも、今後の海外での展開がメインとなるだろうな、と思われる作品だったからです。
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#BLACKFOX_Ninja https://t.co/NShTOMtKih— BLACKFOX: Age of the Ninja (@BLACKFOX_Ninja) December 18, 2019
実際、パッケージは売れているようですし、何より劇場で鑑賞して普通に楽しめました。女の子はかわいく描けていますし、アクションも見ごたえありましたし、音楽もかっこいいしで、実写版も公開されていたります(『BLACKFOX: Age of the Ninja』)。
各種、大手配信サイトでも、鑑賞できるようです。この作品は注目する価値がありますよ。それにしても映画館で鑑賞した自分の嗅覚は素晴らしかったと自慢したく、取り上げました。ご査収ください。
■『キミだけにモテたいんだ。』
数々の名作とそうでもない作品の脚本を手掛けてきた、アニメ脚本家の中では現在最も著名な脚本家、マリーこと岡田麿里さんが脚本を務めた、オリジナルアニメ作品です(10月25日公開)。
外見はいいが、さまざまな理由から女性にもてない男子高校生5人が、「モテメン甲子園」に出場することに……という恋と友情の青春劇。
こちらも、興行収入ランキングに入ることなく、ほぼ公開を終えようとしています。また、Yahoo!映画レビューを見ても、評価は31件のみながら、2.29点と辛目の採点となっており、かなりの苦戦を強いられたようです。
というか、本作は10月25日公開です。岡田さんが脚本を務めた『空の青さを知る人よ』(10月11日公開)と、上映タイミングがかぶっていたことに少し違和感がありました。
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公開して間もないため、取り上げませんでしたが、劇場アニメ『ぼくらの7日間戦争』という作品もありましたし、来年1月以降もたくさんの劇場版アニメが控えています。
その中から、どんなヒット作が生まれるか。楽しみにしている方は多いと思いますが、光あるところに影もあり。忘れないでほしいのです、ヒット作の影には、それに倍する爆死作、しょんぼり作があったことを。
……と、お伝えしたく、この記事を作成しましたが、いかがでしたでしょうか。『BLACK FOX』いいですよ! と、再アピールし、締めたいと思います。ありがとうございました。
(文・馬場ゆうすけ)
『天気の子』『アナと雪の女王2』のヒットの裏で埋もれた、“いまいち話題にならなかった”今年のアニメ映画たちのページです。おたぽるは、アニメ、作品レビュー、名探偵コナン、アナと雪の女王、おそ松さん、岡田麿里、ワンピース、天気の子の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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