NHKアニメ『ヴィンランド・サガ』王の一言でアシェラッドに動揺が走る……最終回に向けて加速を続ける第23話

『ヴィンランド・サガ』公式HPより

 NHKで放送され、さらにはAmazonプライム・ビデオにて世界配信も決定している『ヴィンランド・サガ』第21話がオンエアされた。

アマゾンプライムにて世界配信が決定、そして日本ではNHKでの放送となるとどれだけ力の入ったアニメ化だということが伺われる『ヴィンランド・サガ』第23話がオンエアされた。

#23 誤算

先のクヌート暗殺未遂により「王がクヌートを殺そうとしている」という噂がヨークに広がり、王はクヌートが不利になるような命令は下せなくなった。すべて自分の思惑通りに事が運んだと笑うアシェラッドだったが、スヴェン王のとある一言により形勢が逆転する。 一方、街で騒動を起こしたトルフィンは治安を乱した罪として投獄されてしまい…

 御前会議当日。トルフィンはアシェラッドとの決闘の傷を抱えつつ、町をさまよっていた。足元がおぼつかないため、ごろつきとぶつかりバトルに発展。トルフィンは絡んできた輩を返り討ちにしたが、この騒ぎのせいで捕らえられ投獄されてしまう。

 トルフィンは自分が王子の護衛だと訴える。だが、現在御膳会議が開催されているにもかかわらず、護衛が街をうろついているはずがないと取り合ってもらえない。

 そう。御膳会議はスタートしている。クヌート暗殺がウワサとなり、王がどう出るかが注目されていた。そして王はクヌートに一番豊かな土地の統治を任せると宣言。これにより疑いを払拭する。ここまではアシェラッドの読み通りに進んでいた。

 だが、この後に王が宣言したのは「ウェールズ襲撃」。この言葉を耳にしたとき、アシェラッドの余裕が破れる。動揺が一瞬顔に出てしまい、それを王側に悟られてしまう。 勿論、なぜアシェラッドがウェールズ進軍と聞いて慌てるのか。理由は明かされていないが、ここが突きどころだと悟られてしまったのは痛い。

 彼がウェールズ襲撃に動揺したのは、かの地が彼の母親の墓石があり、彼が故郷と呼ぶ場所だからだ。そのことはトルケルも気付いており、そこがアシェラッドの弱点となりうることも承知しているようだ。「運がない」と自分でいうアシェラッド。やはりここが弱点となってしまうのか?

 決闘に敗れた後から気力を失っているトルフィンの元にはレイフが訪れる。彼はまだトルフィンを諦めない。過去の思い出を語り、一緒に故郷に戻り落ち着いた暁には一緒に夢の地、ヴィンランドを目指そうと誘う。

 小さなころから何度も語った、父も憧れた土地ヴィンランド。 この説得はトルフィンに届くのか。次回、いよいよ最終回。どのような結末が待っているのか……。

(文=三澤凛)

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