クロちゃんの「MONSTER IDOL」企画に「出来レースでもおもしろい」の声　後ろ盾なくした「豆柴の大群」の今後は……？

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　25日放送の『水曜日のダウンタウン』（TBS系）で、安田大サーカス・クロちゃんがプロデュースを行うアイドルグループ「豆柴の大群」のデビューシングルの売上枚数が発表された。
　
　豆柴の大群は、人気企画「MONSTER IDOL」から生まれたグループ。合宿型オーディションを経て、候補生16人の中からプロデューサー・クロちゃんが選んだハナエ（18）、アイカ（20）、ナオ（20）、ミユキ（18）の4人からなり、12月19日には、全国のタワーレコード限定で、クロちゃんが作詞・作曲を行ったデビューシングル「りスタート」が発売。24日発表のオリコン週間シングルランキング（集計期間：16日～22日）では、64,334枚を売り上げ、初登場1位を獲得した。

　CDは、クロちゃんによるプロデュースの「続行」または「解任」、これまで自らの欲望をむき出しにした、プロデューサーとしてあるまじき暴走行為を続けたクロちゃんの「解任＆罰執行」という3形態が用意され、売上枚数が一番多かったバージョンの内容が適用されるという。つまり、怖いもの見たさでプロデューサー・クロちゃんの姿を見続けたければ「続行」、職権乱用してセクハラ三昧の彼からアイドルたちを解放させてあげたいのならば「解任」もしくは「解任＆罰執行」の売り上げが多い必要があるというわけだ。
　
　生放送となったこの日の放送で、いよいよ各盤の売上枚数が発表されたのだが、「続行」が2万3,828枚、「解任」が1万8,231枚、「解任＆罰執行」が3万1,736枚となり、クロちゃんのプロデューサー解任が決定。豆柴の大群は今後、BiSHなどが所属する事務所「WACK」に所属し、同事務所代表の渡辺淳之介氏がプロデュースを行うことに。

会場には「アイドルとは付き合わない」という信条を掲げるクロちゃんが、自分の彼女にするために“あえて”落としたお気に入りの候補生・カエデ（20）も登場し、豆柴の大群が「りスタート」をパフォーマンスする中、クロちゃんには、宙吊り状態で熱湯と冷水、交互にそれぞれが入った水槽に頭から突っ込まれるという罰が執行された。

　また、渡辺氏から、理不尽な理由でアイドルの夢を諦めさせられたカエデのグループ加入が発表され、ネット上では「出来レース」と批判の声も上がっているが、「クロちゃん演技だとしてもすごいし、本気だったとしてもすごい」「ヤラセでもおもしろかった」との声も上がっており、Twitterでは「#モンスターアイドル」「#豆柴の大群」「#カエデちゃん」など、番組関連のワードが続々トレンド入りを果たし、大反響を呼んだ。

番組で発表された通り、デビューから1週間でCDの売り上げは7万3,000枚を超え、公式Twitterはフォロワー15万人を突破するなど、新人ながら早くも話題沸騰の豆柴の大群。彼女たちについて、アイドルライターは以下のように語る。

「クロちゃんの進退がかかっていたために購買意欲を煽られた人はもちろん、CDには、生放送内での“お披露目ライブ”への応募券も封入されていましたから、ライブ目当てに大量買いする人も当然いたでしょう。また、メンバーは20日から行われたリリースイベントでそれぞれ全国のタワレコをまわり、CD購入者を対象とした特典会を行っています。CD1枚につき1回メンバーと撮影できるというもので、CDはどの形態も499円と手ごろなため、ネット上では『500円で撮影は安い』『オタクにとってはコスパ最高』との声も見受けられ、いわゆる“接触目当て”にCDを買うファンも当然いたでしょうね。CDが売り切れる店舗も続出したようです」

　そのあたりは、番組側と革新的なプロモーションでBiSHを人気グループまでに育て上げた渡辺氏による、さすがの手腕だといえるだろう。

「しかしその一方で、メルカリなどのフリマサイトでは、CDが大量出品されています。応募券や撮影を目当てに購入したファンたちが不要になったCDを手放しているのでしょう。また、すっかり炎上キャラとなったクロちゃんにはアンチもいますから、痛い目を見せてやろうと『解任』や『解任＆罰執行』盤を買ったアンチたちが出品していることも十分考えられます。良くも悪くも、クロちゃんが与えていた影響は大きいと思いますよ」（同）
　
　クロちゃんという後ろ盾をなくした豆柴の大群。これからが本当の勝負となりそうだ。