ドラマ『孤独のグルメSeason8』最終回は中華と和食のコラボ店!? 五郎また会える日まで

『孤独のグルメSeason8』公式HPより

重松豊の飯テログルメドキュメンタリーがシーズン8として帰ってきた!

第12話 東京都台東区三ノ輪のカツ丼と冷し麻婆麺

 今回の舞台は三ノ輪。スマホではなく紙の地図を駆使して目的地へ向かう。たどり着いたのはクリスタルアートのお店。どうやらここの店主は、以前の武蔵小杉のお客様を紹介してくれた人だったようだ。

 新たに仕事の約束を取り付け、お店を出た五郎のお腹が鳴り出す。さっそく腹を満たそうと、町をウロウロしまくってたどり着いたのが定食屋【やよい】。左から中華、右から洋食と記載のある不思議な定食屋だ。カラッと最高の油でどうぞ!ロースとんかつ定食」という文言にひかれて入店を決意した。

 中では客がボリュームたっぷりの料理に舌鼓を打っている。メニュー通り洋食も中華も魅力的だ。しかし、ここに入ったきっかけである最高の油を味わいたい!ということで選択したのは「かつ丼」!

 丼の蓋を開けるとそこに現れたのは大きなかつ! 大きく口を開いてまずガブリ。肉の旨味が口いっぱいに広がっていく。そしてつゆがシミ混んだごはんととろとろのタマゴのとじ具合も最高。無我夢中になっているのか今回は吾郎の独白も少なめだった。

 最後には七味、ではなく一味をふりかけてラストスパート。ここは今回は無言。無言と書いてマジと読む。この食べっぷりは気持ちいい。明日は絶対にかつ丼を食べたいという気持ちにさせられる。

 勢いのまま完食したが、このまま食欲が落ち着くはずもない。さらに「冷し麻婆麺」「餃子」を追加。今度は中華の領域にも立ち入ってみた。

 冬なのに冷やしを頼んでしまった麻婆麺。だが甘辛な肉みそと麺のコシがアクセントとなるクセになる味だったそう。餃子は酢と胡椒で食べるのが五郎流。こちらも熱々で肉厚なネタが最高だ。明日はやっぱり餃子もいい。

 最後には麺にも酢を入れてアレンジしつつ、さらにかっこむ! かつ丼食べた後に餃子と麺もぺろり。五郎の胃袋は底なし沼だ。

 たくさん食べてスタミナ十分で店を出たところ、先ほどのクリスタルアートの店主から年末のイベントの準備のために海外に飛んでほしいという依頼が入る。今から年末までだいぶ慌ただしい日々が続きそう。そんな慌ただしい中でも食事のことを考えながらまた五郎は歩き出す。

 そして、なんと今回が最終回。あまりにもいつも通りすぎて、最終回という感じがまるでしなかった。また近々、五郎が食べる姿を見たい。
(文=三澤凛)

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