アニメ『BEASTARS ビースターズ』2人が一線を越えようとするも“本能”がそれを拒む第12話

TVアニメ「BEASTARS ビースターズ」公式サイトより

擬人化された肉食獣と草食獣が生活・共存をする世界を舞台に、全寮制の学校「チェリートン学園」へ通う動物たちの群像劇、第11話がオンエアされた。

【第11話】
シシ組のアジトにゴウヒンと共に乗り込んだレゴシは、ボロボロになりながらも、ついにハルの待つ『ボスの部屋』に辿り着く。ハルの無事に安堵するが、それは同時に、肉食獣の獰猛さをむき出しにして戦う自分の姿をハルに見せるということだった。

 学校でもレゴシの姿が見えないことが話題になる。また彼が大事に保護していたカブトムシのかぶちゃんが死んでいた。このことから何か不吉な予感のするジャックだが、その予感は少しだけ当たっていた。

 レゴシはシシ組のアジトでボスと対面。彼は百獣の王ライオンを前にしてもどこか冷静。自分が狼として生まれた意味が理解したような気持ちになりながら、対峙していた。この戦いを早く終えてハルを連れて帰りたいという気落ちが強く、恐怖は感じていなかった。

 レゴシは躊躇なくシシ組のボスに鋭くかみつき、致命傷を負わせる。深手を負ったボスはそのまま倒れ失神してしまう。その間に二匹はアジトを抜け出すことに成功した。

 だが、レゴシがとどめを刺さなかったため、ボスは逃げようとする彼らを銃で狙う。そこに現れたのがなんとルイ。ハルを助けにいくことは自分の地位を捨てること、と身動きが取れなかったはずの彼がシシ組のアジトにいる。

 彼は「これ以上彼女に手出しをさせない」と言い放ち、自分が「4番」だったことを告げ味は保証するから角以外は残さず食べろと堂々と立ち向かう。

 この後すぐに、逃げだしたレゴシとハルに映される。二人はすべての体力を使い果たしたためにお腹がすいており、手近な屋台で食事をとることにした。食べ終わったら電車で帰ろうと話していたが、とうに終電が終わっている時間。二人は外泊することを余儀なくされる。

 一方学校では、ハルとレゴシの無断外泊も知られていた。ハルはともかくレゴシの性格を知っている面々は、彼が不純異性交遊などできるはずがないことを知ってる。その心配はしていないが、学校側的には種族を超えた異常事態として話が大きくなってきた。

 友人たちに絶対に何もないと確信されていたレゴシだが、彼はその時ラブホテルにいた。ビジネスホテルに泊まれるほどの現金を持ち合わせていなかったため、異種同士もOKのホテルを見つけ出し中に入った。だが、こなれた様子のハルとは違い、なんとなく知っている程度の知識のレゴシは落ち着かない様子。

 ホテルで過ごしている内に、レゴシはハルを後ろからつかみ、以前彼女を食べようとした時のことを明かす。一世一代の告白だったが、ハルはそれを知ったうえで、レゴシと接していたという。

 そしてレゴシに、「このまま食べるか、抱くかはあなたが決めて」と全てを彼にゆだねるのだった。もちろん食べるという選択肢があるわけもないレゴシ。初めてのことで慌てまくるが慣れた様子でハルがリードするがふとした瞬間、ハルの草食動物の本能がハイイロオオカミのレゴシに対して発動する。

 自分から彼の口に飛び込もうとしてしまう。二人が愛し合うのは間違いであると本能が告げるのだった。

 この二人の関係の進展はもちろんだが、ルイの安否が気になる。どうか、生きていてほしい。
(文=三澤凛)

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