『クレヨンしんちゃん』組長がとうとう逮捕？「やっぱりこういう運命に……」

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　アニメ『クレヨンしんちゃん』（テレビ朝日系）が12月21日に放送された。この日放送された「おゆうぎ会の準備だゾ」では、組長こと、ふたば幼稚園の園長がとうとう警察に連行されていた……。

　この日のひまわり組では、お遊戯会で披露する「桃太郎」の準備が進められていたが、「最近のお客さんは目が肥えてますから」と本格派の舞台を望む風間くんたちに対し、お嬢さまのあいちゃんが「知り合いのハリウッド関係者に舞台のセッティングを頼んでみますわ」などとこだわりを見せ、よしなが先生を慌てさせていた。

　その後、看板につけるための風船をみんなで膨らませたものの、園児たちはうまく膨らませられず。しんのすけは上手く膨らませたものの、油断して空気がすべて口の中に戻り、ほっぺがパンパンになる珍技を披露していた。みんなが笑っていると、反動でおおきなおならが出てしまい、結局よしなが先生が膨らませ、園児たちが口を縛ることに。

　しかし、しんのすけが口を縛ろうと奮起したところで失敗し、風船が飛んで行ってしまう。これを見た園児たちも、よしなが先生が見ていないところで風船を飛ばし始め、結局よしなが先生が苦労して膨らませた風船はすべてパー。「膨らませるの大変なんだからね」と、よしなが先生はげんなりしていた。

　その後、風間くんが園児たちに風船の縛り方を教えようとするも、みんな聞く耳を持たず。怒った風間くんとしんのすけとの間で風船の投げ合いが起こり、それがほかの園児にも広がり、いつしか風船のつぶし合いに。「パン！　パン！」という音が鳴り響き、幼稚園の前の通りを歩いていた通行人がぎょっとしていると、たまたま園庭にいた園長が「……なんだろう、今の音。確かめなくっちゃな」と呟き、シャベル片手に園舎の方へ。子どもたちが遊んでいる様子を見てほっこりとしていたが、その時、園庭に大量のパトカーが。

　降りてきた警官が「銃声がしたのはここか⁉」「その凶器を捨てろ！」と迫ってきたところで、しんのすけがタイミング悪く「組長、どうしたの？」と声を掛けてしまう。その状況をみた警官は園長をヤクザの組長と勘違いし、連行することに。しんのすけは園長の背中に「お勤め、頑張ってね～！」と声を掛けるのだった。

　この日の放送に視聴者からは「ハリウッド呼べるってさすがあいちゃん（笑）」「組長はやっぱりこういう運命にあるんだね……」「最後組長が連行されるところまで全部王道っぽくてよかった～」という声が集まっていた。

（福田マリ／ライター）