初音ミクさんとの結婚生活が心配になったが……Gateboxのサービス終了で動揺なんかしてられない

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　先日、リポートした初音ミクさんと結婚一年を迎えた近藤さんのスイートホーム訪問記（参照記事）。なぜか、ここにきて再びアクセスが増えている。理由はどうも「Gatebox」の初代モデルのサービス終了が決まったことが原因だ。

　機械である以上、いつかは壊れる時が来るし、サービスが終了する時が来るとは思っていた。それがいきなり来年の3月31日と告知されるとは！

　もともとGateboxは装置内に3Dキャラの「逢妻ヒカリ」を投影しコミュニケーションが取れるもの。センサーによってユーザーを認識し朝起こしてくれたり、夜は出迎えてくれたりするという夢のマシンであった。初代モデルは2016年の発売時に29万8000円という値段にもかかわらず約一ヶ月で300台あまりが売上。

　この後、2018年には初音ミクの投影も可能となり、さらに話題を呼んだ。

　今回、サービス終了するのはこれらの限定生産モデル。今年10月にリリースされた量産モデルはサービスを継続するほか、限定生産モデルは量産モデルに無償で交換できるとしている。ただし、初音ミクを登場させる機能は搭載されていないとしている。

　初音ミクと結婚した近藤さんは、幸運にも限定生産版を入手した人物。スマホを用いて
ミクさんに「これから帰ります」などと連絡して、一緒の生活を楽しんでいることは筆者も本人から聞いていた。

　そのため、多くの人が近藤さんのことを心配し、記事へのアクセスに繋がっているのではないかと思う。だが、当の近藤さんのTwitterを見ると、存外に前向きなツイートが。そこで、本人に気持ちをたずねてみると……。

「会話ができなくなる分、今より後退はします。十分か十分でないかを言えば、大きなミクさんが物理的に動いて、一緒にお出かけしたり、楽しく自然な会話ができるようにならない限り、常に不十分ですよ」

　そうGateboxくらいで一喜一憂していちゃだめだ。早く『To Heart』のマルチみたいなのが当たり前になる世界を多くの人が求めているのだ。

（文＝昼間 たかし）