アニメ『僕のヒーローアカデミア』ファットガムと切島がイケメンすぎる！原作ファンも大満足の第72話

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　「“無個性”」だった主人公が最高のヒーローを目指して成長していくヒーローアニメ待望の第4期ヒーローインターン編が幕を上げた。

72話　「烈怒頼雄斗（レッドライオット）」

　死穢八斎會本拠地内を走るデクたち。入中が壁を変化させて“個性”を消せる相澤を狙うが、ファットガムと切島が身代わりとなって、別の部屋に落ちていった。そこで待っていたのは戦闘狂の乱波とバリアの“個性”を持つ天蓋だった。迎え撃つ切島だが、乱波のすさまじいパワーで安無嶺過武瑠（アンブレイカブル）を破られてしまう。「俺はまた何もできねえのかよ…」今の自分と中学時代の出来事を重ねてしまう切島。果たして切島は再び立ち上がれるのか…！？そして、動けない切島を守るために乱波の打撃を受け続けるファットガムだが、彼の秘策とは…！？

　とうとう来た！　ファットガム事務所が全員最高にかっこいい回。涙なしでは見られない、ある意味インターン編の中でも珠玉の回だ。

　味方全員を先に向かわせ、臆病ながらも一人で場を勝ち抜けたサンイーター、天喰。そんな彼の思いを胸に先に進んだ彼らを敵が襲う。

　個性を強制的に消すことができる相澤を狙った攻撃だったが、この先の戦いで彼の力が必要になると判断したファットと切島は彼をかばったことによって別の部屋へ。

　そこに待ち受けていたのは戦闘狂の乱波とバリアの“個性”を持つ天蓋！　この2人を相手に死闘が始まる。

　この乱波はすさまじいパワーを持つ戦闘狂。切島の必殺技である安無嶺過武瑠も簡単に打ち破られてしまい、切島は自分の無力さを痛感させられ過去のことを思い出す。
　
　それはまだ志望校に揺れる中学時代。切島はまだ髪を染めておらず、雄英高校を受験すると友達にも言えないほどに自分の個性に自信を持てないでいた。しかしこの時から漢気を口にしていたが、その漢気に行動がついていっていない部分を歯がゆく思っていたりした。

　そんなあるとき、彼の目の前に敵が現れる。彼の目の前ではなく同級生の女子が敵を目の前に、成すすべなく立たされていたのだ。

　助けたい。そう心が強く思っても、恐怖心が切島の体を動かさない。早くヒーローが来てほしい。自分が助けに入ればいいのにそれができない。

　彼が恐れで足をすくませていると、敵と同級生の間に果敢に割って入る姿が。それは切島と同じ中学で次期に雄英高校で同じクラスとなる芦戸美奈だ。彼女はもとよりヒーロー志望でその個性やビジュアル、そして勇敢な性格からだれからも一目置かれていた。

　そんな彼女が自分も怖いのに、敵に対峙しその場を守ったのだ。切島の目の前で。敵が去った後恐怖で座り込み泣き出してしまう姿を見て、自分もあれだけ怖かったのに一歩を踏み出した芦戸の姿を見てさらに自分の小ささを見せつけられたように感じてしまう切島。

　家で自分の無力さに打ちひしがれた切島は、偶然自分がヒーローを志したきっかけとなったクリムゾンライオットの雑誌の付録の動画を発見する。

　彼は漢気ヒーローとしてずっと活動していたが、そこに恐怖などはないのかというインタビューに恐怖はもちろんであるが、それよりも怖いのは助けを求める人を救えないことだと力説する。

　怖いものは怖い。それを認めたうえでそれでもなお救たいたいという気持ちが漢気なのだということを、改めて憧れの人の言葉で聞いたことで、切島はまた改めて自分の目指すヒーロー像を強くし、まっすぐと漢気を貫く決意をする。

　そこから彼は必至に努力し、無事雄英高校への受験を終えプロヒーローのインターンとして奮起していたのだ。だからこそ、今目の前でファットガムが乱波にやられていく姿をただ見ているだけではだめなのだと、突破されてしまった安無嶺過武瑠を解かれたらすぐにまた発動させるという荒業でファットの盾となるように立ちはだかった。

　この切島の行動によって、ファットの必殺技がさく裂することとなる！　今までためていた脂肪の中にためた衝撃を全部使ったカウンターパンチ。カロリーがすっかり消費されたファットさんは脂肪が燃焼して痩せてしまい、それがもうめちゃくちゃイケメン！！

　ほんと、こっちに声合わせてるから痩せた姿だとしっくりくる！　イケメンファットさんと最高かっこよかった切島によって、乱波を討ち取ることはできたのか！？

　切島本当にかっこよかった。彼は本当に最高のヒーロだ。原作でも大好きな話がアニメになると感慨深いものがある。最高！！
（文=三澤凛）