ドラマ『ひとりキャンプで食って寝る』キャンプ先でまさかの上司に遭遇…意外な身の上話を聞くも…第９話

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　ひとりキャンプをテーマに、奇数話・偶数話で主人公が入れ替わるという新しいスタイルに挑戦した期待のドラマ『ひとりキャンプで食って寝る』の第９話がオンエアされた。

　仕事が忙しくて趣味の時間が取れないでストレスを感じることはよくあることだ。そしてやっととれたそんな趣味の時間に職場の上司がいたら……？　考えただけでぞっとするシチュエーションに、健人は立たされる。

　やっと訪れたキャンプイベント。遠出してまったり、というよるはとりあえずという感じのイベントだが、いつも通り場所を確保し道具を出してさあやるぞ、となったとき陽気に不可思議なダンスを踊る集団を見ているやじうまの中に、職場の上司を発見してしまう。相手に気付かれる前に移動しようと思ったその瞬間に相手もこちらに気付いてしまいなんとなく一緒に乾杯をする流れに……。

　乾杯したらそのあとに必要なのは会話である。休みの日にまで会話をしたくないであろう存在ナンバーワンの課長と、普段からキャンプはするのか？　とかお一人ですか？とか　別に興味はないよ！　的な会話でお茶を濁す。

　すると課長から「腹は減っているか？」の一言からなぜか課長と一緒にカレー作りをすることに。どうやらカレーには一家言あるらしく、手伝うといった健人にもテキパキと指示を下してくれる。

　指示通りに野菜を刻み、言われた順番に香辛料を入れ、自分はいったい何を作っているんだ？　と思ったころに料理は完成する

　作ったのはドライカレーとナンとナスのアチャールという料理。見た目は案外美味しそうだが、一口食べてみると激辛！！ 上司の作った料理を残すこともできず、激辛に耐えながらも無事完食。えらい……。

　どうやらカレーは家族のために作り方を研究したものらしいが、今はその家族も出ていってしまったという課長。休日に聞くにはちょっと重たすぎる上司のプライベート話に返す言葉もない。なぜか二人でカレーのあとにブッシュクラフトを行い、上手くできなかった笛を吹きながら感傷に浸って泣く上司にアワアワしてしまう健人。

　夜になり、やっと一人キャンプの時間を持てた健人は、実は家からもってきていたグリーンカレーの缶詰と、焼きそば麺をあえてカレー焼きそばを作成する。辛くなく、ココナッツミルクの甘さを感じるカレー焼きそばをは美味そうだ。

　一人キャンプで課長との時間を思い返すと、仕事では言い方がきつかったりイラっとすることも多いかもしれないが、いい人なんだろうなという結論を持つ。キャンプという非日常で日常で密着する他人と改めて出会ってみると色々な発見がありそうだ。だけどやっぱり休日に上司には会いたくないかなぁ・・・。
（文=三澤凛）