「VTuberも終わりが近い」? 「ミライアカリ」が所属するVTuber事務所・ENTUMが活動終了

 VTuber界隈に、何やら不穏な空気が漂っている。

 16日、VTuber事務所「ENTUM(エンタム)」が、公式サイト上で活動終了を発表した。同事務所は、総合ITベンチャー企業の株式会社ZIZAI (元・DUO) の運営の元、VTuber事務所の先駆けとして、2018年4月より新VTuberのプロデュースやイベント・コミックマーケットへの参加などを行ってきた。

 同事務所にはVTuberの草分け的存在の「キズナアイ」らと並んで“バーチャルYoutuber四天王”と称される「ミライアカリ」、FPS・TPSでトップクラスの実力を持つ「猫宮ひなた」などの人気VTuberが所属しているが、今回の発表によれば、2019年12月31日をもって活動を終了。併せて、所属する「皆守ひいろ」「花野蜜」の2名も活動終了するという。

 理由としては、「業界動向の変化に伴って事務所サポートおよびプロデュース体制が行き届かない点が多々あり、所属タレントの活動を制限してしまう可能性が生じると判断したため」と説明されている。なお、現所属タレントの技術・機材提供などのサポートに関しては、引き続き支援を継続するといい、タレントへのメッセージや問い合わせについては2020年1月31日(金)までENTUMを受付窓口とし、2月1日(土)以降はあらためて案内するとのことだ。

 これにより、所属タレントたちが続々とTwitterにて今後の活動について報告。ミライアカリはフリーで、もひちよこは個人で活動を続けることを明かしており、ミディ、御来屋久遠、夜桜カノン、月夜ソラも就業形態について詳しくは明かされていないが、活動継続を表明している。届木ウカは16日20時の配信にて詳しい報告があるようだ。

 しかし、その一方で猫宮ひなたは突然の知らせに驚いた様子を見せており、事務所公式アカウントのお知らせツイートを引用しながら、「ふぁっ!?」とコメント。116日18時の現時点では今後の活動について言及はされていない。

 VTuber周りでは、“中の人”が会社からのパワハラを告発したことで、解散騒動にまで発展した、Unlimitedが運営する「ゲーム部プロジェクト」の“声優交代騒動”(参照記事1)をはじめ、今月頭に起きたVTuberプロダクション「.LIVE」のVTuberグループ「アイドル部」メンバーの相次ぐ活動休止や契約解除など、何かと話題が事欠かない。

 今月10日には、VTuber「アズマリズム」による報酬未払いなど告発を受け、運営元であるCyberV社が反論する声明文を発表したことも、大きな話題を呼んだ。

 それだけに、ネット上では「猫宮さん知らされてなかったのかよ」「闇深い……」といった声のほか、「VTuber界、色んな事が起こりすぎてついていけない」「猫宮さん知らされてなかったのか」「ドル部が半崩壊でENTUMも……」「市場の発達が早すぎて環境が整わなかったか」「VTuberも終わりが近いな」と嘆く声が続出している。

 近頃テレビ番組でも取り上げられる機会が増えてきたVTuberだが(参照記事2)、その裏では、だんだんと衰退の一途を辿っているようだ……。

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