アニメ『旗揚！けものみち』もつれる団体戦…やはり最後は源蔵とMAOの因縁の対決で勝敗が決する？第11話

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　『この素晴らしい世界に祝福を！』の原作者・暁なつめが送る異世界ファンタジー最新作『旗揚！けものみち』。第11話がオンエアされた。

第11話 「誇り×忠誠」

　ついに再会した源蔵に、MAOは再試合を要求。二人の決着は第二回闘技大会にて行われることになった！　そして、カーミラもまた因縁の相手・ローゼとの直接対決を望んでいた。恥を忍んで源蔵にプロレスの指導を仰ぐカーミラ。対戦カードや屋台の準備も万端！　今、再び闘技大会のゴングが鳴る！

　とうとう第二回闘技大会の開催が決定し、準備に沸く面々。前回の結果を踏まえて会場のスペースも出店の規模も前回の10倍という大きなものに。プレミアムシートは普通席の10倍の金額で売り出すなど、収益もかなり見込めるとあってシグレもかなり張り切っている。
　
　だがそんな大規模イベントなのに対戦カードがなかなか決まらない。MAOと源蔵というクライマックスは確定、そして因縁のカーミラとローゼの戦いも確定、ギルドのメンバーとMAOの手下たちの戦いも確定はしたが、あと一組。

　そこで白羽の矢がたったのが、またしてもボンちゃんご一行。源蔵の姿を見ると怯えてしまう体になってしまったボンちゃんは出場を拒否するがファイトマネーがでるときいて金貸しのエドガーは目を光らせて快諾。やはりお金の力は強い……！

　さらには噂を聞いてやってきたアルテナ姫もマスクをつけて参加することになるなど、いってみればオールスターな出演者が出そろうことが確定した。
　
　魔王軍であるMAOも、源蔵との闘いを熱望していただけありかなり準備に余念がない。この人、少しずつのすれ違いがありながらも異世界に来ておきながら自分の本懐をきちんと全うしようとしており、何気に一番すごいのでは……？　と思うが本人は源蔵とプロレスができればそれでいいらしい。

　そしていつにも増して真面目に取り組んでいたのがカーミラだ。いい所なしのおつき、カーミラは以前ローゼに屈辱的に負けたこともあり、花子への忠誠心からそれを挽回したいと犬猿の仲である源蔵に修行を申し込み、今回に挑んだのだった。

　第一戦の姫＋ギルドメンバーのチーム戦は源蔵チームの勝利。アルテナ姫はマスクをつけていたにもかかわらず尻をだしたことで正体がバレてしまうが、観衆に見られていることに快感を覚えるという新しい性癖の目覚めを経験した。

　二戦目は、近所の奥さんの旦那さん。旦那さんかっこいい！　勝利！ そして第三戦はボンちゃんたち。こちらはなんだか強そうな相手に全く相手にならず負けてしまう。踏んだり蹴ったりボンちゃん。強く生きて。

　そして第四戦はとうとうカーミラVSローゼ。特訓の成果もあり、前回はなすすべなくやられていたカーミラがローゼに対等に渡り合い白熱の試合を見せる。カーミラの攻撃がローゼに入り、カーミラ勝利かと思われたがその油断が命取りとなり逆転されてしまう。あの油断が無ければ……！

　念願の勝利にはならず、落胆するカーミラだったが花子はそのカーミラの奮闘を認め、誉め、カーミラを誇りだと告げた。

　今までそんな風にほめられたこともなければ花子が人に食べ物を渡すこともなかったためにカーミラは感激で大泣きしてしまう。このシーンは不覚にもジーンと来てしまいました。

　ここまで、どちらのチームも2勝2敗。最後は源蔵とMAOの因縁の対戦だ。果たして本場プロレスラーたちはどのような試合を見せるのか！？
（文=三澤凛）