NHKアニメ『ヴィンランド・サガ』クライマックス寸前！　ついにトルフィンがアシェラッドと最後の決闘を決意した第21話

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　NHKで放送され、さらにはAmazonプライム・ビデオにて世界配信も決定している『ヴィンランド・サガ』第21話がオンエアされた。

#21 再会

御前会議に出席するため、クヌート一行はイングランド北部の町・ヨークに入港する。

スヴェン王に対抗すべく打って出たいクヌート達だが、王は北海最強のヨーム戦士団に厳重に警護されながら、息子の動向を注視している。一触即発の状況の中、アシェラッドは一計を案じる。

一方、共に入港したトルフィンはかつての自分を知る人物と再会する。

　どんどん展開がクライマックス感が強くなってきて面白さも増してきた。

　御膳会議がで行われるヨークの町に船で訪れたクヌート王子。王子に不利となる話が持ち込まれることは明白。それを阻止するため、アシェラッドがある作戦を進行していた。
　
　それは、ヨークの民にクヌートが暗殺される瞬間を目撃させること。倒れるのは影武者だが、これを国民に見せつけ、王族の軋轢を世に知らしめようとした。

　作戦をお膳立てした後、アシェラッドはトルフィンとビョルン両人から決闘の依頼を受ける。ビョルンは先のトルケル戦で深手を負いもう先は長くないと悟っていた。最後はアシェラッドの手で、という願いを汲んだ形の決闘だ。

　その決闘は一刀で勝負がつく。アシェラッドの一撃が見事にビョルンに入った。だが急所には入らず。とどめを刺そうとしたアシェラッドにビョルンが放った「あんたと友達になりたい」という一言がアシェラッドの心を打った。

　今までずっと腹心の部下としてアシェラッドのそばにいたビョルン。だからこそ、彼が腹の底で誰も信用していないこと誰のことも自分のことも嫌っていることも知っていた。だからこそ、最後にどうしても言いたかった。

「ああ、お前は俺のたった一人の友達だ」

　ビョルンの最後の時には二人は友となることができた。

　トルフィンはかつての故郷で、父の最後を見届けたレイフと再会。彼はトルフィンを連れ戻すため探していた。しかし彼の誘いを無下に断るトルフィン。そして彼の言葉に耳を貸さず、アシェラッドとの決闘に挑むのだった。

　来週はとうとうふたりの決闘……。果たして決着はつくのだろうか。
（文＝三澤凛）