アニメ『アフリカのサラリーマン』　オオハシを超える逸材!?　新人社員ツルのトンデモ行動で会社がピンチ

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　サバンナも食物連鎖もカンケーない！　アニマルサラリーマンたちのかわいく、シュールで世知辛い、資本主義会社員デイズ　第10話。

第10話「アフリカの実況者」

 

あらすじ

取引先に母宛のメールを送信したり、初々しい失敗をするライオンたちの部の新人のツル。オオハシがビジネスマナーを叩き込もうとしたりするが、オフィスでは無口で大人しげなツルにも実は野望があった。それはYouTuber的なアレで、彼は実家の自室で、ある配信にレッツ・チャレンジしようとする…。

　アフリカで実況が流行り。今回は新人であるツルとこの動画配信が物語のポイントとなる。

毎年新入社員が入る季節になると、その新人類っぷりが話題になることもしばしば。このツルも結構やばい系新人類。というかこのアフリカ商事って入社のハードルどんな感じなんだろうか。やばいのばっかり！

　会社内でのストレスチェックで新人のツルが、トカゲくんのハラスメント的な発言ではなくて、ライオンの怖い顔とオオハシのうるさい声にストレスを感じていることが発覚。確かにこの二つは大きなストレスになりそうだが、多分本人たちは気付いていないのだろう。

　そんな顔が怖いライオンも、怖いことがあった。それは健康診断で受けなければならない注射。採血が怖いのは共感できるが、ライオンの怖がり方はちょっと異常なほど。あまりの恐怖に震えが止まらず建物を破壊してしまう。

　それでもベテランだという看護師に身を委ねてなんとか採血終了。ほっと一安心したけれど来週にはインフルエンザ予防接種が行われるという。ライオンの受難はまだまだ続く。

　さて、問題の新人ツル。彼は取引先にお母さんと間違えてメールを送ったり、その証拠隠滅に先方に出向いて相手を抹殺しようとしたり、業務中にコンビニに行ったりするトンデモ系。この行動が目に余ったのか、オオハシがビジネスマナーをツルに叩き込んでやる！　とやる気を出す。お、お前はもっとひどいこと色々してるのに！？　と思わず口に出てしまうくらいに意外な展開！　

　そんなわけで始まった「ビジネスマナー研修」と称したクイズ番組。真面目なのか不真面目なのかわからないような問題ばかりが繰り広げられ、果たしてツルにビジネスマナーは身についたのか!?　と思った矢先に、彼はとんでもないことをやらかしてしまう。

　会社ではほぼ無口で忍者なツル。だが家に帰るとまぁしゃべるしゃべる。友人の実況者の人気を見て自分も実況をやってみたいと思い立った。そして彼らにアドバイスを乞い、その中で印象に残った「くれぐれも個人情報をださないように」というのを「押すなよ！？絶対に押すなよ！？」のノリのように考えてしまったようで……。

　とりあえず手っ取り早く、と自分の会社の同僚を晒してみたという動画をアップしてしまった。そこでオオハシの奇行は勿論、ラーテルやミツオシエ、そして亀社長のスキャンダルが続々とさらされていく。そしてその中でも特に悲しかったのは真顔のライオンが「顔がパワハラ」として紹介されていたことだ。　何もしてないのに……！

　そんなこんなでアフリカ商事は大炎上。株価も大下落という大事件に。だけど当のツルは「ま、いっか。」の一言で終了。さすが新人類！！　アフリカ商事は今日も大騒ぎです。
（文＝三澤凛）