アニメ『厨病激発ボーイ』ヒーロー部が廃部に！？ 最終回に向けて物語が大きく動き出した第10話

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　平穏な高校生活を望む瑞姫と、厨二病男子たちが織りなす、妄想炸裂なドタバタ厨二病学園コメディ『厨病激発ボーイ』。第10話が放送された。

第10話 ｢孤独と屁理屈の闇に紛れて｣

　文化祭で演劇部を救い、ヒーロー部は絶好調！……と思いきや、一連の騒動のせいでヒーロー部は生徒会から活動を禁止されてしまう！部室を閉鎖され、バラバラになった6人はどこか調子があがらない。そんなとき、瑞姫のもとに依頼が届くが、以前のようには活動できずもどかしい思いをするのだった――。一方その頃、備品がなくなる事件が多発して学校中が大混乱で……！？

　文化祭で大活躍のあと、依頼がひっきりなしに届いていたヒーロー部。しかし、生徒会長からセツナキリトへの追及が及んだことにより部室は押収。さらに活動の禁止を言い渡されてしまう。まぁそもそも部室も許可なく勝手に使っていたものなので不法占拠ということでの没収なので文句は言えない。
　
　だが、ヒーロー部に愛着を感じ始めていた瑞姫をはじめ、部員の皆は集まれる場所がなくなったことをそれぞれにさみしく思っていた。そこで彼らは自分たちの集まれる場所を作ってしまおうという話になるのだが……。

　そんな折、学校内では不審な盗難騒ぎが相次いでいた。どれもこれも「なぜそれを？」というようなものばかりだが、確かに盗まれている。こういう事件が起こった時に活躍するのがヒーロー部だったが、今はその名で活動することもできない。

　さらに各運動部は野田に助っ人を頼むことができずに苦しい状況に追い込まれていた。そんなに役立っていたのかよ、野田。さらに九十九は家庭科部、吹奏楽部には高嶋、などそれぞれが色々な部に貢献していたからこそ、ヒーロー部が無くなると困るという声が溢れてくる。

　そんな話が瑞姫の耳に入り、どうにかそういった人たちに自分たちが力になれることはないかと考え出す。そんな瑞姫の姿に触発されてまわりもどんどん瑞姫に味方していく。ヒーロー部の意志は、あんなに嫌がっていたはずの瑞姫が受け継いでいるのだ。しかし、そこになにやら怪しげな叫び声が聞こえてきて！？

　どんどんクライマックスに向けて動き出した。ヒーロー部再結成を生徒会も認めて大団円みたいな流れなのだろうか。微妙なものを盗っている犯人は、ヒーロー部にも何か関わりがあるのだろうか。まだまだ謎も疑惑も課題も残っているので、残り数話の内にきれいに解決することを期待したい。
（文=三澤凛）