夜逃げ疑惑のティアスタジオ、『フラグタイム』側も連絡取れず……　社長宅を訪ねてみたものの、行方知れず

　劇場公開中のアニメ『フラグタイム』の制作を担当している「ティアスタジオ」を運営する株式会社ネクストバッターズサークルが未払いで夜逃げしていることがわかり波紋を呼んでいる。

■ティアスタジオが給与未払いでトンズラ？　劇場アニメ『フラグタイム』を制作したばかりだが……

　12月10日には、『フラグタイム』の公式サイトが「ティアスタジオ（株式会社ネクストバッターズサークル）についてのご報告」と題したコメントを発表。同社に対して報告を求め続けているものの、連絡が取れないことが明らかになっている。

　株式会社ネクストバッターズサークルは2013年に設立。TVアニメ『ロード オブ ヴァーミリオン 紅蓮の王』（アスリードと共同制作）、劇場版『王室教師ハイネ』、TVアニメ『なんでここに先生が!?』などを制作。昨年には、仙台にもスタジオを開設していた。

　しかし、経営状態は順風満帆とはいえず、昨年の決算では自己資本率が10％以下と極めて危険な状態になっていたこともわかっている。

　また、Twitterなどで未払いを訴える関係者が出てくる前に公式のTwitterアカウントが削除されるなど、倒産に向けて動いているのではないかとの声も聞かれている。

　編集部でも、都内中心部のタワーマンションにある加藤淳社長の自宅などを訪ねてコンタクトを試みたものの、いまだ行方はわかっていない。
（文＝特別取材班）