アニメ『慎重勇者』無敵すぎる死神に聖哉が初めてタジタジになる第9話

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　Web小説サイト「カクヨム」にて連載、そしてカドカワBOOKSから刊行中の「この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる」が盤石のスタッフ陣によってアニメーション化！　ありえないほど慎重な性格の勇者と彼に振り回されまくる駄女神が送る異世界救済が今、幕を開ける！　

第9話　死神がとにかく無敵すぎる
聖哉は信じられない強さの死神と対峙。
いつものように神界へ戻るも、死神は神界まで追ってくる。
死神の圧倒的な強さに数多くの神々が倒され、絶体絶命の危機に……

　番組が始まってから一度も見たことがないのは、聖哉の焦る姿や負ける姿。今回はそれに近いシーンが放送された。

　前回村を焼いた武器屋のおやじの恐ろしい召喚術によってもたらされた最強の敵。それが聖哉を苦しめることとなる。

　愛する妻子と村の人間の命を持って術を使うという恐ろしい術なのだが、そこまでして勇者をどうにかしたいという思考になるこの世界が怖い。そしてこの術によって召喚されたのは死神はほぼ無敵だ。

　刀で切ればその分分裂、天界に逃げても追ってくる。聖哉が想定を超え、かつレベルも測定不能。その敵が聖哉の前に立ちはだかる。

　天界では名だたる神たちもことごとくこの死神にやられる。特に可哀想なのはセルセウス様。剣の神だったのが聖哉によって自信を粉砕されてからはまったケーキ作り。それも今回の死神に粉砕されてしまう。この作品において最も可哀想なキャラクターかも。

　聖哉はこの死神の対応をヴァルキュレに任せることにした。だが、彼女が聖哉たちの相談を受けるとは思えない。そのため、彼女の趣味である絵を描いている所に死神誘導。大切な場所をめちゃくちゃにされた彼女の怒りで死神を倒すことができた。

　聖哉は太刀打ちできなかった死神をたった一人で倒したその強さを見込み、ヴァルキュレに上から目線で修行を申し込むと、死神を倒した技は教えないなどの制約はありつつも承諾される。

　そのころ火の海にのまれるゲアブランテ。帝都最強の老齢戦士がその場を収めようとしていたが、彼は戦闘が終わると幼児化してしまうという弱点を持っていた!?　いよいよクライマックスに差し掛かってきた慎重勇者。内外共に強くなってきているはずだが、はたして世界を救うことはできるのだろうか？
（文＝三澤凛）