ティアスタジオが給与未払いでトンズラ？　劇場アニメ『フラグタイム』を制作したばかりだが……

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　11月22日公開の劇場版『フラグタイム』を担当したアニメ制作会社・ティアスタジオが、給与未払いの状態で夜逃げした可能性が浮上。劇場版アニメを手掛けたばかりの会社だけに、ネットが騒然となっている。

　12月9日、アニメーターの佐藤元氏が「まさか、劇場アニメ制作会社が未払いの上、Twitter垢も削除して、トンズラするとは思わなかったわ（泣）」とツイート。会社名は伏せていたものの、「ティアスタジオが未払いとの噂」という投稿をリツイートしていることから、“トンズラ”したのはティアスタジオと見られている。佐藤氏は以前『フラグタイム』について「チビット作監を手伝っています！」と告知していた。

　ティアスタジオは株式会社ネクストバッターズサークル（代表取締役・加藤淳）が持つスタジオで、東京・阿佐ヶ谷、下井草のほかに昨年には仙台にもスタジオを開設していた。制作実績は『フラグタイム』のほか、TVアニメ『ロード オブ ヴァーミリオン 紅蓮の王』（アスリードと共同制作）、劇場版『王室教師ハイネ』、TVアニメ『なんでここに先生が!?』。

　今年4月には、海外制作部・Teartribeを発足したようだが、現在公式サイトには「現在、新規受注は行っておりません」と記されている。加えて、佐藤氏が言及していたように、公式Twitterアカウント（@tear_studio）も削除されている状態だ（公式サイトは不安定ながらも繋がる状態※9日現在）。

『フラグタイム』においては、「製造上の都合」で「劇場限定Blu-ray」の発売中止が劇場公開前に発表されていた（外部参照）。今のところ、「劇場限定Blu-ray」以外のBlu-ray商品については発売中止などの告知はされていない。

　Twitterで被害を訴えた佐藤氏は「他にも未払いの友人がいるので、集団訴訟も考えないとですね」ともツイートしていた。本当にトンズラしてしまったのだろうか……。続報を待ちたい。