アニメ『旗揚！けものみち』まさかのひろゆき誘拐事件が発生！犯人は一体？第10話

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　『この素晴らしい世界に祝福を！』の原作者・暁なつめが送る異世界ファンタジー最新作『旗揚！けものみち』。第10話がオンエアされた。

第10話 「金×絆」

　いつも通りの朝を過ごす源蔵たちだったが、またアルテナ姫が訪れる。アルテナ姫によると召喚された“異世界の魔王”が近隣のオーク村を襲撃したとのこと。このままでは街に住む人々も蹂躙されてしまうと必死に訴えかけるアルテナ姫。しかし聞く耳を持たない源蔵はひろゆきの散歩に出かけるのだが…。

　今回はマスコットキャラクター・ひろゆきが誘拐されるというショッキングな出来事からスタートした。
　
　いつまでもやられっぱなしではいられないボンちゃんたちが考え付いた作戦が、ひろゆき強奪作戦だった。いつもの如くひろゆきの散歩に出かけようとした源蔵がみたものは、空っぽの犬小屋。いつもいるはずのひろゆきの姿がそこにはない。

　ケモナーマスク時代から相棒として常に行動を共にしていたひろゆき。いくらこの世界で獣人たちに囲まれた生活をしているとはいえ、やはりひろゆきは源蔵にとって唯一無二の存在。

　涙と鼻水を恐ろしいくらいに垂らしてひろゆきを探す源蔵達。もちろん他のメンバーも源蔵にとってひろゆきが大切な存在なことを知っているので協力を惜しまない。

　その中で、とうとうひろゆきの目撃情報が飛び込んできた。まさかの貴族の屋敷で目撃されたときいて、早速情報のあった邸宅に突撃してみると……。

　どうやら、3人組の輩に売りつけられたというひろゆき。この家では早速カトリーヌという名前を付けて一人娘によって大事にされていた。幼女とワンコ。良い組み合わせだし、ひろゆきも豪華な家庭で可愛がられるという生活に不満もなく楽しそうだ。

　ひろゆきの幸せに生活している姿を見て、ひろゆきを高額で買い取ったという貴族たちの言い分にも心揺れる。ひろゆきの幸せのために身をひこうかと一瞬思う源蔵だったが、元々は源蔵が飼い主だったと知った貴族の娘が、自分源蔵の立場だったら悲しいということを親に涙ながらに嘆願して、無事に源蔵の元にひろゆきが戻ってくることになった。

　多少のお金を払うことにはなったが、シグレがペットショップ開業のためにため込んでいたお金を使うことで解決。ここで源蔵に恩を売ろうと、自分のお金を使おうと思っていたが間に合わず、彼女の受難の日々は続きそうだ。

　そして無事源蔵が戻ってきたところで、この騒動を作った張本人ボンちゃんたちの元に殴り込みをかける。源蔵によってトラウマを植え付けられたボンちゃんはやっと溜飲が下がったところだったのにまた新たなトラウマができてしまった。でもこれは仕方がない。

　そして一安心した一行の前に、とうとうMAOたちが現れる。皆が異世界も魔王と噂していたのはやはりMAOだったのだ。花子たちとイオアナの因縁もにおわされたりと、全体的に因果関係の感じられる団体となった。

　MAOの要求はケモナーマスクこと源蔵と戦うこと。その宣言を聞いたクラウスが源蔵達に第2回の興行を打とうと打診する。MAOにとっては一石二鳥。そして源蔵にとっては本物のレスラーとの久々の勝負で気が抜けないものとなる。

　そして因縁を抱えたカーミラも絶対に負けられないとしていつも犬猿の仲な源蔵に頭を下げて修行を申し込む。それぞれの真剣な気持ちが詰まった第2回興行の行方は一体……！？
（文=三澤凛）