ドラマ『ニッポンノワール ー刑事Yの反乱ー』やっぱりマスターお前かよ！ラストに向けてエンジンがかかってきた第８話

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　『3年A組』から半年後という設定の『ニッポンノワール ー刑事Yの反乱ー』。第8話がオンエアされた。

　諸々のことがどんどん明かされていき、クライマックスに向けてエンジンがかかってきまた。最初から違和感があったところがやっぱり怪しいという展開に笑っていいのか、関心していいのか……。

　ニッポンノワールの最初の人体実験の被験者だったことが発覚した宮城。彼はその事実を受け止めることができないでいたが、そのことと向き合わなければいけないと奮闘する
　
　彼は自分が元犯罪者だったことを受け止め、しかし目の前のニッポンノワールについての諸々を片付けないといけないと覚悟を決め、全てが終わったら自首することを清春に告げる。

　『ニッポンノワール』の傾向として、清春以外の人間で出番が多い者は、死亡フラグが立つというのがある。今回のラストになんと宮城は撃たれてしまう。　
　
　警察によって捕らえられていた清春。碓氷班の面々が彼を守る意味合いも含めて、交代で面会していたシーンが唯一の癒しのように挟み込まれる。再度そんな清春の元に訪れたガスマスク男は結局誰なのか。毎回清春にあの動画を見せて記憶を取り戻さようとするが、清春が記憶を戻すとニッポンノワールにとって不利になるのでは。清春の存在は何か大きなカギになるらしいがそれは一体……。

　そして今回のラストに明かされた、「やっぱり！」と膝を打ったのは、ずっと清春をかくまってくれていたマスター。彼はニッポンノワール側の人間らしいのだ。

　不自然に歯で開けることを繰り返していた清春の栄養ドリンクも、彼の自家製という点からかなり怪しかった。清春の推理では、中に薬が混入されていたということだ。
　
　彼の目的はなんなのか。マスターがグルだとしたら、他にも怪し部分がたくさんあるはずだ。
（文=三澤凛）